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あまり疑いたくはないけど、
現状、私の中で廉がやった可能性を捨てきれなくて、
廉「そんな気にすんなって、ミスくらい誰にでもあるやろ」
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『…廉、なの？…廉が、やった…？』
廉「は？…何が」
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『廉が私のパソコンいじって、発注数変えたんでしょ！？！？』
廉「…何言ってん、そんな訳ないやろ」
とぼける廉にイラついて、俯いていた顔を上げた。
『確かに前言ってたもんね、ミスしてる人見ると安心するって』
廉「…さっきから何ふざけて、『私を見て安心した？』
『まぁ、確かに廉からしたら私も劣ってる奴だもんね』
廉「………」
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_____ﾊﾟﾝｯ!!!!!
廉が書類を床に叩きつけて、突然のことに私はビクッと体が反応した。
彼によってまとめられた書類がまた散らばった。
廉「お前さっきからなんなん？人に罪なすり付けやがって、
…頭、冷やせ」
『っ、』
…私だって分かってる。
廉はそんな事するような人じゃないって。
じゃあ他に誰がやったっていうの…？
誰が私が居ない隙に出来たって言うの…？
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岸「わっ、……どうしたんすか」
丁度よく出勤してきた彼がこの状況に驚きながらも座り込んでいる私と同じ目線になって、ばらまかれた書類を片付けてくれる。
『…ごめん、大丈夫だから』
ありがとうと言ってまとめられた書類を受け取る。
私は急いで取引先へと向かった。
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取引先を一つずつ回って、ひたすら頭を下げる。
「…ねーちゃん、今更困るよ」
『申し訳ございません…！
無理を承知の上です、どうかお願いしますっ、』
会社に戻ってからも私の気分が晴れることは無く、どんよりしていて
周りからの視線を感じながらも、なんとか今日の作業を終わした。
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ちらりと向かい側を見れば、
やっぱりいつも以上に、廉が不機嫌だと見て分かる。
心配した岸くんがコーヒーを持ってきてくれたけど、なんだか仕事をする気にはなれなくて
定時になったらすぐに荷物を纏めて、誰とも話すことなく会社を後にした。
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今日のミスはどう考えても納得いかなくて。
職場の人は私が確認したと言っても、きっと誰も信じないだろう。
…私が折れるしか、ないよね、
浮かない気分の中、自宅に帰ってポストを見ると例の茶封筒が入っていた。
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はる - とても面白くて一気読みしていました！続きが気になるので、宜しければパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いいたします！ (2021年6月24日 1時) (
レス) id: 8cb2e2585a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 『殻を知らない蛇は』を読んで、とても面白いなと思ったのでこちらの作品も読ませていただきました！続きが気になるのでパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします！ (2021年6月22日 21時) (レス) id: 22c18f65d8 (このIDを非表示/違反報告)
sweetlarme(プロフ) - Rieさんのお話どんどん続きが気になって一気読みしちゃいます。続きが読みたいので、良ければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2021年6月3日 23時) (レス) id: cc4072ce2b (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - パスワード教えていただきたいです！ (2021年6月2日 19時) (レス) id: 0501681899 (このIDを非表示/違反報告)
An(プロフ) - Rieさんの世界感とっても好きです。宜しければパスワード教えて頂きたいです。続きがとても気になってます、、 (2021年6月2日 18時) (レス) id: 9f0db7920c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rie
| 作成日時：2020年1月17日 0時
