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のんびり廉の家で過ごしていたが気がつけば日が沈んでいた。
さすがに何日も同じ下着を履けないから
必要なものを買いにコンビニに来た。
ビールと…
あっ新しいの出たんだ、じゃあこれも買って…
つまみにカルパス、バタピー、……
目に付くものをカゴに入れていく私を、
とんでもないものを見るような目をする廉。
その後もコンビニをグルグルと歩いてるんだけど、
ふと下着が置いてある所の前で止まった。
『……ねぇ』
廉「ん?」
『いつまでここにいんの?』
廉「一緒にいちゃダメなん?」
『見て分からない?下着を選ぼうとしてるんだけど』
廉「あぁ、そうやな」
『そうやなじゃないでしょ!私にもね羞恥心ってものがあるの!』
廉「別になんとも思わんからはよしろや」
何言っても動かない廉に呆れて、仕方なく無難に黒の下着をかごに入れる。
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廉「黒か、えっちやな」
『……っ!!!!』
なんとも言えない声を出しバンッッ!!と強めに彼の腕を叩く。
結構強めに叩いたつもりだったけど廉からしたらそうでもないのかヘラヘラと笑っている。
最終的には酒とつまみでいっぱいのカゴの中身を払ってくれたから、さっきのことは水に流すことにした。
……忘れないけどね。
重い袋を持って2人で廉の家へと戻った。
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廉「やっぱこうなるんか……」
肩にタオルをかけお風呂から上がってサッパリした廉は私の姿を見て深いため息をついた。
廉「やっぱ俺が先に風呂行った方が良かった…?」
頭を抱えている廉をよそに私は一缶飲み干した。
『れーん!ビールもってきてーー』
廉「なんでいつもこうなるんや…
もうやめとけって」
『飲みたい気分なの!』
廉「だめだめ、寝るよ。明日早いんだから」
廉が私の手からビールを取り上げる
『やだぁ!のみたいのー…かえしてっ』
彼が取り上げたビール目掛けて手を伸ばすもその手は抑えられる。
廉「だめだって…ベット貸してやるからもう寝ろ」
上手くあしらわれて仕方なくベットに行こうと立つけれど、クラクラする頭とぼやける視界で上手く立てない。
『れんー…たてない、』
唸りながら立とうとするも足に力が入らずごろんって転がる私の体。
廉「…はぁ、ほんま何してんの、」
背中と膝裏に手が入ったと思ったら急にふわっと浮く私の体。
少し前にもこんなことあったなぁなんて思っていると、気がつけば優しくベットに降ろされていた。
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はる - とても面白くて一気読みしていました!続きが気になるので、宜しければパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いいたします! (2021年6月24日 1時) (レス) id: 8cb2e2585a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 『殻を知らない蛇は』を読んで、とても面白いなと思ったのでこちらの作品も読ませていただきました!続きが気になるのでパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします! (2021年6月22日 21時) (レス) id: 22c18f65d8 (このIDを非表示/違反報告)
sweetlarme(プロフ) - Rieさんのお話どんどん続きが気になって一気読みしちゃいます。続きが読みたいので、良ければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2021年6月3日 23時) (レス) id: cc4072ce2b (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - パスワード教えていただきたいです! (2021年6月2日 19時) (レス) id: 0501681899 (このIDを非表示/違反報告)
An(プロフ) - Rieさんの世界感とっても好きです。宜しければパスワード教えて頂きたいです。続きがとても気になってます、、 (2021年6月2日 18時) (レス) id: 9f0db7920c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rie | 作成日時:2020年1月17日 0時