どうして ページ29
「始業式おわたーっ!じゃ、リンはみーくんに会いに行ってくるからっ☆」
始業式が終わって、リンはいつものように敬礼を決めると、廊下へと走っていった。
今日はもう学校は終わりなので、クラスメイト達は片付けを済ませていた。
「…で!鏡音くんも変な趣味だよねー?彼女と同じできもいー♡」
「歌下手になったんじゃないの?あの子の隣にいるからっしょ笑」
再びクスクス笑いながら嫌味を浴びせるその子達。
レンは関係ないのに…!
その子の次の一言で、私は立ち上がった。
「どうせさ…」
『せこしてアイドルになったんじゃないの?』
ーーーぷつん
私の中で何かが音を立ててきれた。
「やだ、こっちきたー」
私はその子に近づくと、掌を彼女の頬に思い切りぶつけた。
「レンは関係ないっ!痛めつけるなら私だけにしてよっ!!貴方に私達の何がわかるの?!」
「大丈夫っ…?!ちょっとあんた何すんのよっ!」
もう一方の女の子がぶたれた子に駆け寄って私を睨みつける。
周りにいる人も私を凝視する。
「ど…して…?」
なんでみんな…
私をそんな目で見るの…?
「っ…」
私は教室から駆け出した。
廊下ですれ違ったリンに、「今日は用事があるから」と顔を伏せて言って、また駆け出した。
ラッキーアイテム
革ベルト
38人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うぶめ - レンくん大好き!!続きも頑張ってください!! (2016年2月19日 17時) (レス) id: cb793dd2ae (このIDを非表示/違反報告)
桃羽 - す、すごい泣きそう... (2015年6月10日 3時) (レス) id: 295490268f (このIDを非表示/違反報告)
あ - あ (2014年10月2日 19時) (レス) id: 23aa123a0b (このIDを非表示/違反報告)
あ - あ (2014年10月2日 19時) (レス) id: 23aa123a0b (このIDを非表示/違反報告)
咲音サクラ(プロフ) - ぞ・・・続編?!楽しみです〜もちろん続編もお気に入りに追加ぁぁx!!! (2012年9月10日 18時) (レス) id: 03c04325e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年8月18日 18時