第26話 仮説 ページ27
「平行世界？」
「うん。私たちの住むこの世界と、似て非なる世界、そういうものがあるらしいんだ。」
「そして彼はそこから来た、ということですか？」
「あくまで推測だよ。
でも、その可能性はあるんじゃないかと思うよ。」
「その話はどこで…？」
「前に部下が「町で興味深い話を聞いた」と教えてくれてね。どうやら、その町には空から人が降ってきたらしい。」
「空から？」
「うん。どこまで本当かはわからないけどね。
最初町の人々は彼女の異常な服装や持ち物から天女かと思っていたらしいんだけど、本人がそれを否定したらしい。
そして、自分はおそらく「平行世界」から来た。と言ったらしいよ。」
「それで、彼女は？」
「さあ。そこまでは知らないなあ。帰れたのか、はたまたいまだ町にいるのか。」
再び訪れる静寂。
「もし、彼が、Aくんが平行世界から来たとして、彼には帰る場所があるんでしょうか…。」
「そればっかりは分からないよ。
本人に聞いてみれば良いんじゃない？」
「それもそうですね。雑渡さん、いろいろ教えていただいてありがとうございます。」
「いやいや、私も面白いことを教えてもらえて楽しかったよ。」
「雑渡さん、この後どうするんです？
しょせんさんを迎えに？」
「いや、しばらくすればあちらから来るだろう。
ここにいても良いかな？珍しく1日休みなんだ。」
「もちろん良いですけど…休みなのにこんなことしてて良いんですか？
他にもっと……例えば町に出るとか…」
「この顔は目立つからねえ。それに忍術学園にいるほうが楽しいよ。」
「それなら良いんですが…。
あ、そうだ、この間乱太郎達が………………」
そうしてその部屋では先程までのピリピリとした空気とはうってかわって、しばらく穏やかな世間話がなされた。
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悠楓(プロフ) - 時雨餅さん» そうですね 夏休み終わっちゃいますもんね... 大変な時は無理せずに時雨餅さんのペースで更新していってください！お話の続き楽しみに待っているので！ (2018年9月2日 12時) (
レス) id: 9134919a04 (このIDを非表示/違反報告)
時雨餅(プロフ) - 悠楓さん» コメント本当にありがとうございます！！そうなんですよ！もうすぐ続編なんです！夏休みが終わってしまったのでもしかしたら更新のペースが落ちてしまうかもしれないのですが、できる限り更新していきますのでよろしくお願いします。 (2018年9月2日 7時) (レス) id: 1ee2284998 (このIDを非表示/違反報告)
悠楓(プロフ) - 2度目のコメント失礼します！話数的にもう少しで続編ですね...！相変わらず1日1回は更新して下さっているのでありがたいです！更新頑張ってください！ (2018年9月2日 2時) (レス) id: 9134919a04 (このIDを非表示/違反報告)
時雨餅(プロフ) - 悠楓さん» コメントありがとうございます！本当に嬉しいです！毎日更新を目標に頑張っていきますので今後ともよろしくお願いします！！ (2018年8月14日 22時) (レス) id: 1ee2284998 (このIDを非表示/違反報告)
悠楓(プロフ) - コメント失礼します。いつもこの作品を見させて頂いているのですが、面白いので更新が楽しみで仕方ありません！これからも更新頑張ってください！(*´ω`*) (2018年8月14日 21時) (レス) id: 9134919a04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨餅 | 作成日時：2018年7月5日 19時
