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「…お前、連絡返せよ。」
　
　
　
「ごめん、急いで来たから。」
　
　

　
玄関で出迎えてくれた直樹くんだが
不機嫌丸出しで私の荷物を持つと
先に歩いて行ってしまった。
　
　

　
　

里美「あら、Aちゃん！」
　
　
　
　
「里美さん、お久しぶりです！
　お邪魔します！」
　
　
　
　
里美さんに
家から持ってきたワインを渡すと
とても喜んでくれた。
　
　
　
奥では
よぉ！と手をあげる剛くんとマツもいる。
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　


剛「…うめぇ〜！
　 さすが料理研究家だわ！」



「本当、美味しい！」



チーズフォンデュに感動する
私と剛くん。
　
　
　
　
里美「ふふっ。
　 直樹はどう？おいしい？」



「…まあまあ。」



里美「まあまあって何よ。」





直樹くん、ツンツンしちゃって…

さっきからがっついてるのに。笑
　
　
　


　
「里美さん、ワインお代わりどーぞ！」




里美「あら、ありがとう！
　 やっぱりAちゃんはいい子ねぇ〜。
　 直樹にはもったいないわ〜！」





「うるせーよ。」
　
　
　
「直樹くん、そういう言い方しない。」



「…悪い。」




剛/マツ「「(尻に敷かれてんじゃねーか…。)」」
　









里美さんのエプロンを借りて
片付けをする。
　
　

　
里美「…女1人で、
　 直樹を立派な大人にしなきゃ…」



「里美さん、お水置いておきますね。」




ありがと〜と言う里美さんに水を渡し
隣にいるマツを抱き上げる。
　
　

　
　

　
　
　
剛「…なぁ伍代。
　 ちゃんと礼言ってなかったけど
　 この前サンキューな。」




「…よせよ。気にすんなっつったろ。」




剛「…おう。」




　


2人の会話を聞いて、笑みが溢れた。
　
　
　
　
　

　

　
　
　
そろそろ帰るわ！
と言う剛くんとマツを見送る。
　
　
　
　

リビングに戻ると
直樹くんが里美さんに
ブランケットをかけてあげていた。
　
　
　
　

里見さんをみて微笑む彼を見て
私も嬉しくなった。
　
　
　
　

　

　
　

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