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彼からの返事は聞かなかった
きっと嫌だと言い続ける。そうわかっていたから
「Aちゃん？ロボロに会いにいくん？」
気遣って部屋の隅っこに寄ってくれていた鬱くんが傍に戻ってくる。
大変そうやなぁ、なんて他人事のようにいう鬱くんの腕を引っぱる
「……鬱くんも来てよ」
「えなんで？」
いやいやいや。と横に首を振る鬱くん
私は鬱くんから離れてカバンを手に取る
「……不安がってた。私が学校サボったこと多分バレてると思う。……弁護してよ」
「うっ……、まじかぁ、」
めんどくさい…と言いつつも準備をしてくれた鬱くんの腕を再度引っ張って部屋から出ていく
「カラオケであったこと言った方がええ感じ？」
「……だめ。私が嫌なの。コネシマくんに会ったこともダメだよ。あくまでカラオケだけしてたって言う」
少し早口でそう言いながら鬱くんの家から出ていく
すると言い終わった途端鬱くんが足をとめた
「わっ、」
鬱くんの腕を引いて歩いていたため急に止められたことにバランスを取れずコケかける
「…う、鬱くん？急に止まってどうし「コネシマゆうた？」……え、。…うん…」
鬱くんは目を大きくさせて瞳孔を揺らしていた
「コネシマ……。コネシマって…、、もしかして…」
鬱くんはスマホをポケットから取り出すとカチカチと何かを探してる素振りを見せた
「鬱くん？……なにしてるの、」
「あいつ……もしかして……」
鬱くんのスマホを少し覗くと一つの写真を見ていた。
小さい頃の写真だろう。
小さな鬱くんと………金髪の男の子
が仲良さそうに写っている
(いっ…。た、)
その子を見た時目の中がチラッと光った気がした。
…なぜか…私にはそれが知らない男の子に見えない
何か忘れてるような、そんな感じがする
「…なわけないよな。…………すまんAちゃん。行こか」
鬱くんはスマホをポケットにしまうと私より先に歩き出す
……ダメだ。思い出せない
何か忘れてる、大切な何かを…
それでもやっぱり思い出せなくて、私は考えることをやめた
いつか思いだせる、そんな気がしたから。
ーーーー
「ロボロくん！」
学校付近に行くと制服に身を包む彼を見つけた
名前を呼べば聞こえたのかこちらを見てくれる
「ごめんね、ごめんねロボロくん」
ロボロくんは私の隣に鬱くんがいることに驚くこともなくいつもの笑顔を見せてくれた
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ウルフ・レト(プロフ) - 白玉こさん» ありがとうございます！嬉しすぎて私のライフもゼロです…😇もっと虜にできるよう頑張ります！！ (3月7日 1時) (
レス) @page46 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
白玉こ(プロフ) - この作品に出会えて本当に良かったと心から思います😭ここからの展開が気になりすぎます性癖に刺さりすぎてライフゼロです、、応援してます！！！ (3月6日 21時) (レス) id: e18dbc994e (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 匿名野郎さん» わああ…ありがとうございます！！ロさんのそこ意識して書いてたのでとても嬉しいです！完結までどうか楽しんでいってください！ (2月18日 23時) (レス) id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
匿名野郎 - こういうお話めっっちゃ探してました！！！！！！ﾛさんの初心具合がとても好きです‼️‼️更新待っております！！！！！ (2月18日 14時) (レス) @page31 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 風優さん» コメントありがとうございます！大好きだなんて言ってもらえてすごく嬉しいです！ゆっくり更新ですが面白い作品にしていくので最後まで楽しんでいってください！ (1月14日 10時) (レス) id: f93a386a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年1月3日 1時
