Sincere love*054 ページ8
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「いやー、それにしてもこんなに近くに従兄弟がいると助かるなぁ」
私の家からさほど遠くない彼の部屋は同じ西武蔵野市にあって、偶然にも私の家よりも喫茶店に近かった。
ソファに誘導されて、座るとココアを持ってきてくれたのでそれをありがとうと一言言って受け取る。
すると六郎も隣に座ったので二人分の重みでベッドが沈む。
「少しだけだからね」
「分かってるよ、そんなに長居して迷惑はかけません。」
そう言ってはいるものの多分私がお願いすればずっと置いてくれるんだろうなぁ、と思う。
話すことがない訳では無いが、沈黙が流れた。
「最近、喫茶店に行けてなくてごめんね」
先に沈黙を破ったのは六郎だった。
本当に気にしていたようで、今度バイト先の人連れていくから、と言われた。
「いいのいいの、気にしないで。六郎も忙しいでしょ。それにね佐々木さんたちが飽きずに通ってくれてるおかげで安定してますよ」
そう言えばそっか、と会話が終わってしまった。また沈黙が流れる。今度も六郎がどうにかしようとしてくれるが私には聞きたいことがあった。
「うまくいってないの?」
「…なにが」
「おじさんと」
そう言えば六郎はその話題かと驚いた顔をして、それから気まずそうにこくんと頭だけ動かした。
「なんで何も言ってないのに」
「それは、引っ越したっていう情報を聞いて何となくそうかなって。」
それから六郎のその浮かない顔もね。と言えばどうしようもなさそうに笑ってそっかと言った。
肩を落とす六郎を見て、この話題を振ったことを後悔する。しかし今度は六郎の方から口を開いたので違う話を振るのをやめて彼の言葉に耳を傾けることにした。
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青龍 葵(プロフ) - 誤字でしょうか?P58の最後、六郎の家にて「一人のの重みがなくなったソファに…」の「一人のの重み」→『の』多いのでは?一度、確認してみて下さい! (2018年3月22日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 雫さん» コメントありがとうございます!返信が遅くなってしまい申し訳ありません!!面白いと言って頂ける作品をお届け出来て良かったです。続編の方もよろしくお願いします! (2018年3月22日 0時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 面白かったです!続き、お待ちしてますね|´-`)チラッ (2018年3月21日 12時) (レス) id: a9d8810827 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - ぷりんさん» プリンさん!!!!!!私の記憶にはしっかりと…。感動的な終わり方と言っていただける作品を作ることが出来て本当に良かったです!私の文章が好きだなんて私には勿体無いお言葉ですが、支えにこれからも書かせていただきますね(;_;) (2018年3月21日 10時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - しばさん» コメントありがとうございます!涙を流していただけるなんてホントになんだか書いてよかった!と思いました!なんて嬉しい言葉ばかりくださるんですかね…(*´-`*)続きも新作もお待ちください、ぜひこれからもご愛読いただければと思います! (2018年3月21日 10時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:烏龍茶 | 作成日時:2018年3月18日 19時