Sincere love*031 ページ32
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買い物を済ませ、袋を持つ系さんに一か八か聞いてみることにした。
「…私の家寄っていきません？すぐそこだし、それに系さんの家に比べたら狭いんですけど、内装にはこだわってて。」
系さんと同じ部屋を借りようとして断念したことのもう1つに家具にかけるお金が減ってしまうということがあった。まぁ結局お金なのだが。
それでも妥協した分、内装は結構満足していた。系さんと同じところを借りていたらもっと素敵だったんだろうけど。
どうでしょう？と遠慮がちに彼を見上げると、「あぁ」と返事をくれた。
「やった！じゃあ行きましょ！系さんに素敵だと思ってもらえたらいいな！」
「そうか」
系さんにこだわりの内装を見てもらえることが嬉しかったのか、それともただ自分の部屋に彼が来るという事が嬉しかったのか。
ルンルン気分で自宅に戻る。
「少し待っててもらっていいですか？」と玄関まで入ってもらい、袋を受け取りとりあえずキッチンに置く。
部屋は片付いていたはずだけど…と部屋の中を見渡すと下着が干してあって、しかも系さんからバッチリ見える位置にあった。
は、恥ずかしすぎる…
この間買ったばかりのものだったから良かったけど、きっと見られたなと彼にちらりと視線を移せば案の定。
「なんだ」
「い、いや…」
「別に減るもんじゃない、それにまた…」
「え？」
「何でもない、それよりも見られたくないなら早くそれ片付けろ」
「は、はい！」
バツが悪そうに私から視線をそらしてさっさと行けという仕草をする彼に急かされて洗濯物はとりあえず洗面台に。
それにしても「また」って言うのはどういうことだろうか。彼の反応から見てもきっとそういうことなのだろうけど、変な期待をしてしまう。
私はきっと彼が好きだ。いや、きっとではなく絶対。彼からは惹かれていると言われても好きだとは言われてないし、きっと彼には言えない理由があるのだと思う。だから勝手にひとりで舞い上がっては自分が傷つくことも分かっている。
言えない理由が知りたいけど、無駄に詮索してこの関係を壊したくもなかった。
彼の置かれている状況はわからないけれど、…いや。分かりたくない。知ってしまったら戻れない。知らないままでもう少し居たい。
まだ出会ってまもないはずなのにまるで昔から知っていたかのような彼を手離したくなくて。
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烏龍茶(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしていただけるなんて嬉しいです！小説の中で会える中堂さん…！確かに私も他の作者様の作品を読んでそう思います！ご期待に応えられるよう頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2018年3月18日 18時) (
レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
りな - いつも更新楽しみにしてました！アンナチュラルが終わって悲しいですが、小説の中で中堂さんに会えるのが楽しみになっています！更新きたいしてます！がんばってください！！ (2018年3月18日 18時) (レス) id: 8a0990f49a (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます！初めましてですm(_ _)mダントツにお気に入りと言っていただけて嬉しい限りです(;_;)原作沿いに書けなくて不安でしたのでこのスタイルでよかったと感じました。最後まで書きますのでよろしくお願いします！ (2018年3月18日 18時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
あき - はじめまして！アンナチュラルの中堂さんにハマり、こちらの小説を見つけました。数ある中堂さんの小説の中で、烏龍茶様の小説はダントツにお気に入りです！原作沿いではなく、烏龍茶様のオリジナルのストーリーで、新鮮です。ぜひ続きを書いてください！ (2018年3月18日 18時) (レス) id: b4f36fabcb (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます！初めましてです(`･ω･´)/いつもですか、嬉しいです(;_;)やっぱりアンナチュラルは生きがいですよね、、。続きを見たいと言ってくださりありがとうございます、必ず最後まで書きますのこれからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年3月18日 17時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏龍茶 | 作成日時：2018年3月11日 16時
