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Sincere love*034 ページ35

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「え…?」

「あ…いや、」



系さん自身にとっても咄嗟のことで無意識だったのか気まずそうに目を逸らされてしまう。それでも掴んだ腕は離さずに。



「一緒に行かないか」

「え」

「だから、一緒にテーブルを選びに行かないかと聞いてる!」


言わなくても伝われクソが!と叫ぶ彼。完璧に照れ隠しだと真っ赤な耳が教えてくれる。


「ふふ、だけど私でいいんですか?」



嫌なわけは全くなかった。だけど、彼の部屋に私と選んだものが置かれるということは私を特別に思ってると捉えてしまう。



系さんの部屋の内装にテーブルって結構影響与えますよ。それに、なんだか特別なんじゃないかって思っちゃうんです。それなのに私と行って…と言えば彼は頭をかいた。



「お前が…Aがいい。お前と行きたい」



真っ直ぐに見つめてそう言われてしまえば、断る気持ちなんて心の中に豆粒ほども見つからない。きっと趣味が合うからとか、少しでも相談相手になるからとかそんな理由だろうに、

「それに、ここまで来てお前が特別じゃないわけがあるか。俺は人を家に呼ぶのを好まないし逆もそうだ。」


「え、そうなんですか?」


「あぁ。逆に俺がむやみやたらに色んなやつを家に呼ぶように見えるか?」



確かに言われてみれば…
黙りこくっているとそれが答えと見たように彼は私の頭を撫でた。



「お前は俺にとって特別な存在だ、A」




告白っぽいな、とかくだらないことを考えたいのに彼の言葉が突き刺さってそうできない。



「私にとって系さんも特別な存在です」



ふっと笑った彼に私も笑う。
お互いの特別が同じかどうかはわからないけれど、系さんのいう特別が私と同じ特別ならばいいのに。



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烏龍茶(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます!更新を楽しみにしていただけるなんて嬉しいです!小説の中で会える中堂さん…!確かに私も他の作者様の作品を読んでそう思います!ご期待に応えられるよう頑張りますので応援よろしくお願いします! (2018年3月18日 18時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
りな - いつも更新楽しみにしてました!アンナチュラルが終わって悲しいですが、小説の中で中堂さんに会えるのが楽しみになっています!更新きたいしてます!がんばってください!! (2018年3月18日 18時) (レス) id: 8a0990f49a (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます!初めましてですm(_ _)mダントツにお気に入りと言っていただけて嬉しい限りです(;_;)原作沿いに書けなくて不安でしたのでこのスタイルでよかったと感じました。最後まで書きますのでよろしくお願いします! (2018年3月18日 18時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
あき - はじめまして!アンナチュラルの中堂さんにハマり、こちらの小説を見つけました。数ある中堂さんの小説の中で、烏龍茶様の小説はダントツにお気に入りです!原作沿いではなく、烏龍茶様のオリジナルのストーリーで、新鮮です。ぜひ続きを書いてください! (2018年3月18日 18時) (レス) id: b4f36fabcb (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!初めましてです(`・ω・´)/いつもですか、嬉しいです(;_;)やっぱりアンナチュラルは生きがいですよね、、。続きを見たいと言ってくださりありがとうございます、必ず最後まで書きますのこれからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年3月18日 17時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:烏龍茶 | 作成日時:2018年3月11日 16時

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