リンタングル ~Ren.N~ (ページ39)

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Story 39 ページ39

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廉『気がつくん遅すぎ。』

そうつっこまれるけど、目の前にいる廉がキラキラしていて。

まあ、私服だから尚更そう見えるのだろうけど、細身の廉には履いているスキニーがすごく似合っていた。

「……かっこいい」

気づいたら、思ったことが声に出ていて。

やっちゃった、なんて思って恥ずかしさで顔を隠そうとしたら

廉「Aも、かわええやん。」

"服、似合ってんで"なんてお得意のスマイルで言い放つ。

たぶん、私の顔はゆでダコみたいに真っ赤だろうけど

今はそんなん気にしてられないほど、嬉しさでいっぱいだった。

神『俺のおかげだな』

廉『じん、アドバイスしたん？』

神『まあ、アドバイスっつーか、選ん……』

なんて今日のことを勇太が暴露しそうで

「あああ！！！もうれないるって早く行こ！」

危ない、今日の服も髪も全部勇太がやったなんて言ったら

"女子力無い"なんて言われてしまう。

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ほんっとに、勇太のバカ！
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こっそり勇太を睨むと、本人は面白そうに笑いを堪えてた。

廉『……れなは？どこおるん？』

「へ。
……あ、南口のとこに先にいるって！」

廉『そんなら、行くで』

2人で騒いでいたのが嫌だったのかな？

廉が一瞬素っ気ない感じがしたけど、気のせいだと思いたい。

とりあえず、今はれなのとこへ行って買い出しをするのが目的だし、

早くすまそう、なんて思い、先に歩き出していた勇太と廉の元に駆け寄る。

(なんなん、かわいすぎやろ……)