リンタングル ~Ren.N~ (ページ20)

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Story 20 ページ20

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ついに来てしまった。祭りの日。

いつもは着ない浴衣に、いつもはしないメイクをして。
お母さんに髪の毛を仕上げてもらって準備は完璧。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

「ん、電話だ……」

もしかして、また廉かな？なんてちょっとソワソワしながら確認したら勇太からで、とりあえず電話にでた。

「もしもしー？」

神『あ、A？
今日の事なんだけど、俺とれな行けなくなった。』

……は？

いやいや、ちょっとまって。
なんでいきなり？
普通事前に連絡してくるものじゃないの……？

神『まあ、とりあえずさ、行けないんだわ。だから、廉と2人で仲良く行って来いよ。』

「え、え？」

なんて確認することも出来ず、電話は一方的に切られた。

そうだ、れなに連絡すればいいんだ！って思ってたら

れな楽しんで来いよ～

なんてきてて。

2人して自由かよってつっこみたかったけれど

多分応援してくれてるんだろうなって察して

Aありがとう

とだけ返して外に出た。