이치 ページ3
学校につき、席につく。
私と駿佑は席が前後になっている。
言ってなかったけど、
駿佑と大吾はビジュがすっごいいい。
なので放課後と、朝のHRまでの時間は席の周りに女子があふれかえる。
その状態で話すことなんてできるわけもなく、
人と人のわずかな隙間から大吾の横顔を眺める。
他の女子に向けた笑顔に胸が苦しくなる。
その瞬間、大吾がこっちを見た。
見ていたことがバレないよう、
目を逸らす。
いつもこうだ。
私は逃げてばっかで。
また大吾を見つめる。
大吾がなにかを見つけたようにそこに駆け寄る。
視線をたどると、
榊原優香ちゃん。
大吾の好きな人。
優香ちゃんのところに行った時、
私だって見たことないような、
キラキラとした笑顔。
優香ちゃんが憎い。
憎いのに、諦める。
私には、優香ちゃんを責めることができない。
かと言って大吾に気持ちを伝えることも、
できない。
関係が崩れることが怖くて。
あの優しい声、顔で告白を断られると思うと、
震える…
だからなにもしない。
ただ大吾の恋を応援することしか。
できない。
さきほどまで大吾と話していた女子たちは、
毒づいて去っていった。
それと同時にチャイムがなり、
朝のHRが始まった。
机に顔をふせて、
駿佑の身長を利用し、
隠れる。
HRなんてどうでもいい。
まだ朝なのにドッと疲れた。
先生「じゃあHR終わるぞー」
皆「はーい」
やっと終わったのか…
ﾊﾟﾁﾝ
「ったぁ〜！」
犯人はすぐにわかった。
声を殺して笑っている駿佑だ。
「もぉ〜！なにすんのよっ！」
片手で頭を押さえて、
もう一方の手で駿佑に
グーパンチをする。
駿「いて！いったぁ！痛いって！」
何発も殴った。
まるで今日の朝の憎しみを打ち消すように。
駿「いい加減やめろってぇ！」
「ぁ…ごめん。」
駿「なんかあっ…」
大「なにしてんのー？」
駿「今…」
大「なんか邪魔してもうたかな？」
「うーうん、大丈夫だよ！」
駿「ちょっ、おい、」
駿佑をジッと睨み、黙らせる。
大「ずっと前から思ってたんやけどさ！」
駿＆私「？」
大「みっちーとAってむっちゃお似合いやな！」
「っ…」
駿「…おいっ！」
気がついたら、
私は一目散にトイレに逃げ込んでいた。
「ぅっ…うぅっ…ふぇっ、うぅ…」
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檸檬の妹(プロフ) - みちなが信者さん» コメントありがとうございます！モチベググッと上がりました！本当にありがとうございます！ (2022年10月23日 22時) (
レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
みちなが信者 - いつも楽しく見させてもらってます❗️更新頑張ってください☺️ (2022年10月23日 14時) (レス) @page27 id: 9b1daafc8e (このIDを非表示/違反報告)
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