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NOside
「天元様!
私たちを大事にしてくださるのは良いですが!今回ばかりは許せません!」
愛する嫁に怒られ続けてへこみ気味の音柱。
「す、すまん………」
今まで見たことない憤怒の表情を前にして、
完全に怖気着いている。
「まず、私たち3人揃えば、
余程強い敵じゃない限り大丈夫だ!!」
「次にこんなことあったら、
Aちゃんの嫁になりますから!」
須磨だけでなく、
まきを・雛鶴も怒っている状況に面食らう音柱
Aちゃんの嫁、というフレーズを聞いた
ところで思考回路がショートしていた。
「3人が嫁になるなら、
俺はあいつとも家族になるのか………?」
普段の自信や勢いは消え、
かつて見た事ないほど気が沈んでいる。
「そんな訳ないじゃないですか!
その時は天元様と離婚して、
Aの所に嫁ぎますからね!」
3人の表情をみて、
本気だとやっと理解したようだ。
離婚、と言う言葉が嫁の口から出てきたこと
に驚愕している。
普段ならば、離してやらない、
とでも言うかもしれないが
生憎今は説教中なので口にすることはなかった
「俺は、お前たちが居てくれないと困る」
珍しく弱音をはくものの、
見事に無視されたようだ。
「ぜーったいに、
Aちゃんに謝ってくださいね!
他人に優しくしない天元様より、
女性に優しいAちゃんの方が、
遥かに良いですから!!」
「本気ですから!!」
自分への愛と、
初対面の女性への愛が、
ほぼ等しいことに悲しむ音柱。
どこから間違えたのだろうか、
と本気で悩んでいる様子だ。
「分かった、謝る。
派手に謝罪するから許してくれ」
そう言うと、やっと嫁は微笑みこう言った。
「次は無いですからね」
思いもよらぬところに、
嫁を奪い去る敵がいたことに驚きつつ、
こうして数時間に及ぶ説教が終わったのだった
「嫁を奪われたら派手に困るし、阻止しねぇと」
そう言い嫁を奪わせない計画を立て始めたそう
Aと会うことを拒否でもしたら、
必ず嫁たちに反感を食らうだろう。
下手したら離婚騒動になるかもしれない。
こうしてAは、
危険人物として認知されたのだった。
もちろん、音柱も、
嫁がAを気に入る理由を
理解しているため本人を嫌っている訳では無い
「あいつも俺の嫁にしたら、
全て解決するんじゃねぇの?」
それがどれほど難しいか、
今後身をもって学ぶことになるのだが
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山桜桃梅 - ちなみに「杏里」という方が作者です! (2020年7月15日 18時) (レス) id: 0c0e6e8516 (このIDを非表示/違反報告)
山桜桃梅 - 杏里 私じゃ報告できなかったのでログインしている方私の代わりに報告してくれると嬉しいです! (2020年7月15日 18時) (レス) id: 0c0e6e8516 (このIDを非表示/違反報告)
山桜桃梅 - https://novel.prcm.jp/user/39a58914c129218c6819116c1e4373e64111e8a9 (2020年7月15日 18時) (レス) id: 0c0e6e8516 (このIDを非表示/違反報告)
山桜桃梅 - ちなみにその作品の方のURL貼っておきますh https://novel.prcm.jp/user/39a58914c129218c6819116c1e4373e64111e8a9これだと思います!ダメだったらまた貼ります! (2020年7月15日 18時) (レス) id: 0c0e6e8516 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - 山桜桃梅さん» コメントありがとうございます!!私も確認させていただきました。題名だけでなく内容も似ていると個人的に思ったので、報告していただければ幸いです。知らせて下さりありがとうございます! (2020年7月10日 16時) (レス) id: a8d4255581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーき | 作成日時:2020年6月8日 22時