柱になった弟と柱になりたくない姉【鬼滅の刃】

5日目 ページ7

｢その羽織は不死川と共に作ったのか？
それとも家の伝統か？｣


あー、聞かれる思ってましたよそれ。
私も思いましたよ、姉弟センス同じ過ぎない？
って。


『たまたまですよ、測った訳では無いです』

彼は白の無地に大きく｢殺｣の字。
私は黒地に大きく｢狂｣の字。
ちなみに表には花火があしらわれている。

まぁ、私は長羽織なんだけどね！


｢お姉ちゃん俺のパクリやがったなァ｣

パクってません。断じて。断言できますとも。

『君が鬼殺隊に入るはるか昔から
着てるのでパクったのは貴方です。』

何なら君達大好きお館様が証人です。


｢はい｣
｢じゃあ天元｣

｢お前、何歳なんだ？｣




は。


『いや、あの、幾ら柱とはいえ
レディに歳を聞いてはいけませんよ………？』

超個人情報ですよね？？
貴方モテそうな顔してますけど、
失礼すぎません？？？



｢はい｣
｢じゃあ義勇｣


｢(お館様と友達に)いつからなったんだ｣

『えっ、そんなこと私に聞かれても……
お館様に聞いて下さいよ。ねぇ？』

｢彼女がまだ刀を持っていなかった頃からだよ｣

(((何故今ので伝わったの………)))

えっ、まじで？そんな昔から！？



｢そうか、旧友なのか。｣


(((友達についてだったのか………!!!)))


えっ、まって、最早それは幼馴染では？？？

初耳なんですけど？？？


｢はい！｣
｢じゃあ、蜜璃｣

｢あの、不死川さんとあなたって
血の繋がった姉弟なのよね？｣

(((今更じゃないか………???)))


『物心ついた頃から余り会ってないから
正直そんなに弟だと思ってないかな』


｢お姉ちゃん！？！？｣

(見捨てられたのね不死川さん！
なんだか見ていてキュンキュンするわ！)

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