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27日目 ページ29

『不死川家のね、
次男は鬼食いをして鬼を滅ぼす。
長男は稀血で鬼を酔わす。
そして長女はね
鬼の体を豆腐のように容易く斬れるんだ。


だからね、私がこんなに
十二鬼月を倒したのは才能ではないんだよ。
私は天才ではないからね。』



何故だろうね、
不死川家は鬼殺隊になる
運命だったのかもしれないね。


「でも姉貴は凄いよ!
多分十二鬼月が居たとしても
容易くきれたとしても
攻撃が怖くてみんな足が竦むと思う。」


そんな事ないのにね。
絶対斬れるって確信できるんだから。
ほら、もっと罵ってくれていいのに。
ずるいって、卑怯だって。
やっぱり玄弥は優しい子だね。


まぁ、確かにちょっと豆腐は
言い過ぎなんだけどさ!???

流石にそれは鍛えた成果であって、
初めは樹齢千年の松くらいの硬さだったけど!


「姉貴は俺なんかが鬼殺隊に入ってるって
知った時嫌だった?」


他人のこと言える立場じゃないから、
そんな文句なんて普通言えないよね。


でも、

『嬉しかったよ。
ちゃんと自立して、
自分の意思で行動してくれているからね。』

幸せに暮らして欲しいけど、
それは多分お互い様だからね。



私は、何も言わないよ。

それが正解だと思っているから。


「そういや姉貴はどうやって
鬼殺隊の存在を知ったんだ?」


『広告だよー!』


多分あの時は人手不足だったんだと思う。
私でも出来そうな業務で、高賃金だったよ。
君の知り合いにも賃金に惹かれて入った人
いると思うよ???


「え、」

えっ、そんな顔しないで!?
ガッカリしないで!?
お館様からの推薦だとでも思ってた!?
生憎私には才能ないからねごめんね!!!!



そうだ。

『玄弥にだけ、特別に見せてあげる』

そう言ってとあるモノを見せてあげた。












『絶対にナイショだよ』


「もしかして」


『そう。実はね、』


「俺、勘違いしてた。」



『私と玄弥だけの秘密だよ』



お館様も知らない、私の秘密。


『迷わないでね』


「分かった」


『君にしか出来ないから』









「そっか」


「昔から、姉貴、いや姉ちゃんは」

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ななし - 実弥outー (2020年7月18日 19時) (レス) id: 50eee41e0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - エフェメラルさん» コメントありがとうございます!!読者様のご想像にお任せしますが、個人的には死ぬまでの僅かな時間を幸せに過ごしていて欲しいな、と思っております。読者様それぞれ納得のいくような結末を想像しお楽しみください^^* (2020年5月25日 18時) (レス) id: a8d4255581 (このIDを非表示/違反報告)
エフェメラル(プロフ) - これカナエさん達どうなったんですか? (2020年5月25日 18時) (レス) id: e9414c3cff (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - 彗さん» 確かにそうですよね!でも親族には伝わっている設定なので、見つかれば幽霊扱いされてしまうでしょうし、ホラーなので!!応援ありがとうございます! (2020年5月24日 18時) (レス) id: ee9c34e868 (このIDを非表示/違反報告)
- 分かりやすい説明ありがとうございます!死んでも誰かに報告する訳じゃ無さそうだし別に隠さなくてもいい時代なのかなとか勝手に思ってたので余計に混乱してました(汗) 更新応援してます! (2020年5月24日 18時) (レス) id: 7f8e5fd396 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーき | 作成日時:2020年5月21日 22時

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