柱になった弟と柱になりたくない姉【鬼滅の刃】

9日目 ページ11

『子供たちを置いて家を出るのは
無理ですのでお断りさせていただきます。』


｢子供？？？
おい、相手は誰だァ。
俺より強くなけりゃ許さん。
いや、強くても許さん。｣

どこの親ですか貴方は。
あれ、まって、鬼殺隊柱のあなたより強い
一般男性って居なくないですか？


『私、今鬼狩りしてないんですよ。
諸事情で拾った子供達を屋敷で育ててます。』



子供って言っても、
20歳を超えた子もいるけどね！


｢俺もそこに住む｣

親離れ出来ない子供ですか貴方は！

『無理です。山奥なので、
任務に行くのが遅れてしまいます』


私がどれだけ苦労して行き来してると
思ってるんですか！？
お館様は気安く私を本部に呼びますけどね！！
遠いんですよここから！！！

｢じゃあ、文通する｣

『鴉の無駄遣いです』

だーかーらー、私の家遠いんですって！
鴉が可哀想だからやめてあげて！？

｢せめて週一で会いたい｣

今まで数年間、会わなかったのに？
週一ですか！？多すぎません？？？

『柱は任務で忙しいでしょう。』

｢頑張る｣

いや、頑張ってください。
私に会う暇あるなら鍛錬してください。

｢頑張るから、
いつか俺を弟だと認めてくれェ｣


そんな涙目になりながら話さないで！？
まって何故泣かれてるの！？
私何かしました！？
そんなに姉のこと好きだったんですね！？

『直ぐに半泣きになるようじゃ、
認めるのはまだまだ先の話だね』

20歳超えた成人男性が簡単に泣かないで下さい
わたしが悪者になるので。
困ります助けてください無罪ですよ？

｢頑張ってくるぜェ｣

あ。行っちゃった。

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