24話 ページ25
No視点
ｺﾝｺﾝ……
A『スマ兄ー？入っていい？』
sm「勝手に入ってこい」
スマ兄とよばれるスマイルは、Nakamuの友達の1人である
本が好きで知識が高く、同じく本が好きなAと1番仲の良い人物だ
ツンツンとした性格ではあるが、実はとても優しかったりする
Aにとってスマイルは、第2の兄のような存在だった
A『天才の私がスマ兄の天才的な知識を借りに来たよ』
sm「お前が天才なら俺は神に近いかもな。んで、何を聞きに来たんだ」
A『私みたいな小さいヤツが体のでかい男を殺すってなると、どんな風に殺ればいいの？』
短剣をクルクル回しながら話すAに、スマイルは何かを悟った
sm「……止めはしない。でも(((『決めたことだから』
「分かった」そう頷くスマイルは、1本の小さな瓶をAに手渡す
sm「睡眠薬だ。眠らせて殺せば、声をあげられずに済む」
殺人犯になっても、母と兄.そして国民達を助けたいA
それは、殺人を手伝う共犯者となるスマイルも一緒なのだ
sm「……アニー様やNakamuを助けるにはこれしかないからな。上手くやれよ」
A『ありがとうスマ兄……。それと、お友達になってくれてありがとね』
sm「別に……永遠の別れじゃないんだからそんなこと言わなくていいだろ」
『確かに……』と笑い
Aは食堂へ、父の晩御飯に睡眠薬を入れに向かった
ー夜 グレイス国王 自室ー
睡眠薬の混ざった晩御飯をたらふく食べたグレイスは
叩いても起きないほど深い眠りについていた
そんなグレイスの上には、短剣を構えるAがいた
どれだけ憎んでも、Aにとってグレイスは父なのだ
短剣の握られた手は震え、涙を流している
A『お前なんて……いなければ良かったっ！！！』
グレイスは一瞬にして息を引き取った
Aは窓から飛び降りて裏山の森へと走り去っていく
涙などとっくに消え、優しそうな目は鋭くなり、硬く心を閉ざした別人のようなAが生まれた
次の日の早朝
Aが行方不明になり、国王グレイスは冷たくなって発見された
そして、グレイスの息子Nakamuが17歳にしてWT国の国王となった
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きなこれもん(プロフ) - きなこんこんさん» 好きだなんて言っていただけて嬉しいです！emさんの沼にハマっていただけるよう頑張ります！コメントありがとうございました！ (2021年10月17日 11時) (
レス) id: dd0694dac5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこんこん - え、emさんカッコいい…。あ、物語の途中から失礼します。私、emさん推しではないのですが、推しになりそう。それくらいこの作品がスキです！！^^更新頑張ってください！！ (2021年10月16日 22時) (レス) @page41 id: 5c71fdc042 (このIDを非表示/違反報告)
きなこれもん(プロフ) - ここにゃん2さん» いえいえ！文面上だと伝わりにくいこともありますし、コメント面白かったので大丈夫です！！体調気にしていただけるの嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年9月5日 16時) (レス) id: dd0694dac5 (このIDを非表示/違反報告)
ここにゃん2(プロフ) - きなこれもんさん» 大丈夫ですよ！？本気にしてる私が馬鹿なんで！！ガチで馬鹿なんで謝らないでください！？ あ、更新頑張ってください！自分の体調にも気をつけて！！ (2021年9月5日 15時) (レス) id: def594ece5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこれもん(プロフ) - ここにゃん2さん» あ、ネタです！本気にさせてしまってたらごめんなさい！！ (2021年9月5日 15時) (レス) id: dd0694dac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこれもん | 作成日時：2021年8月25日 7時
