23話 ページ24
No視点
A『母さんが死ぬんだぞ？！アンタは何も思わないのか！』
グレ「黙れ！！パンを2個与えているんだ、それでいいだろう！お前も死にたいか！？」
グレイスはAにそう怒鳴りつける
A『……もういい。お前に何を話しても無駄だ』
13歳の少女とは思えないほど冷めきった目で、父を睨みつけ
そのまま走っていった
ー1時間後ー
アニー.Nakamu.Aが共同で生活している部屋が開かれ、少女の明るい声が響く
A『母さん！兄さん！ご飯を持ってきた』
Aはベッドに座っているアニーと、やせ細ったNakamuに1つずつパンを渡す
Na「……それ、Aのご飯じゃないの？」
アニー「そうよ、自分の分は自分で食べなさい？」
A『私はもう食べた。これは食堂から貰ってきた』
そう嘘をついて、自分のパンを2人に食べさせる
Aは優しすぎる性格だったのだ
2人に感謝の言葉をかけられ、ニコリと笑う
A『母さん。薬は飲んだ？………泣かないで、母さん』
突然、パンを食べながら泣き始めるアニー。
Aはアニーの頭を撫で、「何かあるなら話して」と優しい言葉をかける
アニー「ごめんなさい。私のせいで貴方達がこんな目にあっている。外にも遊びに行けない……それに、窓から見える国民達を見ていると…」
A『母さんは悪くない。それに、私は母さんの子どもで良かったと思うよ』
Na「それに、外に遊びに行けなくてもアイツらがいるから！遊びすぎて……怒られちゃったけど」
アイツらと言うのは、Nakamuと同い年である
Broooock.シャークん.きんとき.スマイル.きりやんのことだ。
5人の親は、アドバン家に仕える従者であり
住み込みで城で働いているため、NakamuとAと関わることを許されているのだ
A『だから母さん。今は自分の身体を治すことだけ考えて』
Aはアニーに布団をかけ、安心させる
アニーが眠りに落ちた後、AはNakamuの前に座る
A『……兄さん』
Na「どうした？」
A『グレイスが死んだら……次は兄さんが国王になるのか？』
Na「そうだね、俺が国王になったら…平和な国を目指したいなぁ。戦争なんてしないで、平和な国に」
それを聞いたAは、笑いながら立ち上がる
A『……きっと出来るよ。Nakamuなら』
そう言って、部屋から出ていった
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きなこれもん(プロフ) - きなこんこんさん» 好きだなんて言っていただけて嬉しいです！emさんの沼にハマっていただけるよう頑張ります！コメントありがとうございました！ (2021年10月17日 11時) (
レス) id: dd0694dac5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこんこん - え、emさんカッコいい…。あ、物語の途中から失礼します。私、emさん推しではないのですが、推しになりそう。それくらいこの作品がスキです！！^^更新頑張ってください！！ (2021年10月16日 22時) (レス) @page41 id: 5c71fdc042 (このIDを非表示/違反報告)
きなこれもん(プロフ) - ここにゃん2さん» いえいえ！文面上だと伝わりにくいこともありますし、コメント面白かったので大丈夫です！！体調気にしていただけるの嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年9月5日 16時) (レス) id: dd0694dac5 (このIDを非表示/違反報告)
ここにゃん2(プロフ) - きなこれもんさん» 大丈夫ですよ！？本気にしてる私が馬鹿なんで！！ガチで馬鹿なんで謝らないでください！？ あ、更新頑張ってください！自分の体調にも気をつけて！！ (2021年9月5日 15時) (レス) id: def594ece5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこれもん(プロフ) - ここにゃん2さん» あ、ネタです！本気にさせてしまってたらごめんなさい！！ (2021年9月5日 15時) (レス) id: dd0694dac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこれもん | 作成日時：2021年8月25日 7時
