今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:6,673 hit
小｜中｜大
６ ページ6
「じつは私が中学生の時に、一人・・・あの時は江戸の方が来たんです。
面白い人でしたよっ。」
「・・なにすんなリ受け入れてんのさ。バカじゃないの？」
「ば、バカにしないでください！
最初は驚いたんですけど〜・・・・・・人間なれますから！！」
「バカ。」
本日・・三度目(？)のバカ呼ばわり。
私は今日どれだけけなされればいいんでしょう。
「なんなの？僕は帰る！早く帰らせて！」
「いやいやっ。待ってくださいよ！江戸の人が来た時もそうだったんですけどっ！
変えるにはタイミングってもんがあるんですよ！
分かってください！」
「わかんないし！知らないし！」
しばらく口論になる。
彼はいくら私が行っても、帰ると言って、私の話などきかなかった。
でもしばらくして、ここから帰ることは今は不可能だと・・・
ちゃんと理解してくれたようだ。
「・・・どうしろっていうんだよ。」
「いいじゃないですか。うちにいれば。ほら、ちょうど、苗字も一緒！」
私はへらっと笑って、手を伸ばした。
「・・・なにさ。」
「握手ですよ。これから一緒に暮らすんです！！わかります？言ってること。」
「わ、わかるさ！バカにするな！・・・君の手、ばい菌多そうだから嫌だね。」
「え。ひど。」
結局彼は握手一つしてくれなかった。
ううん・・・・うまくいかないこともあるものだ。
・
・
・
・
・
・・・あの人も、そうだったように。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
