▽ ページ14
ーーー7月
初めての夏休みを満喫中!
エマは「毎日一緒に遊べるね!」と、とても嬉しそうだった。
入学してからなにかとやる事が増えて遊ぶ時間が減っちゃったから寂しがってたもんね。
真兄と櫂は忙しそうにしてたけど私達との時間もちゃんと作ってくれたりもした。
たまにケガして帰ってくることもあるからそういう時は心配だけど…
万次郎と圭介はしょっちゅう言い争うというか…圭介が一方的に万次郎と張り合おうとするから万次郎は仕方なく相手をしてる感じ…かな。
まぁ相変わらずな2人だよね。
そんな2人が夏休みに入って早々、たまたまバッタリ会った上級生達にケンカを売られたとかなんとかで…
大丈夫かなってエマと話してたけど…心配して損したよ。
だって、2人とも傷一つ無ければ私達の顔を見るなり逆に「どうしたの?」って聞いてきたんだよ?
思わず拍子抜けしちゃったよ。
けどその後、上級生達が保護者に話したみたいでその話しを学校に報告。
案の定、学校から連絡が来て圭介はおばちゃん、万次郎は先生にこっぴどく怒られたみたい。
ある日のこと、いつも通り万次郎の家に遊びに来た私と圭介。
「今日はなにする?」
この一言を言えば大体誰かが「○○しよ!」って提案してくれる。
この日もそうだった。
今日は公園で遊ぼうってなって4人で向かってた。
公園の敷地内に入った瞬間、圭介が「ジャングルジムの一番上まで競走な!」って言い出して走った。
いつもなら万次郎が相手をするんだけど今日は私が圭介の後を追って走った。
万次郎も走ってたけどエマを気にしてペースはゆっくりだった。
先にゴールした私と圭介はジャングルジムの上から2人が来るのを待った。
「マイキー待ってよ〜!」
「早くしろよ置いてくぞ〜」
万次郎も上まで登ってきて3人でエマを待った。
「エマ頑張れ〜」
私は声をかけた。
エマは焦ってか必死な表情で登ってた。
頂上まであともう少しってところだった。
もう少しってところでエマが足を滑らせた。
その拍子にバランスを崩し、上に掲げた手は無常にもなにも掴むこともなくそのまま地面に落ちた。
一瞬の出来事だったのに時間がゆっくり過ぎたように感じた。
私達は目を見開いて固まった。
171人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
@炭酸(プロフ) - ササミさん» ありがとうございます!! (2021年7月13日 2時) (レス) id: cb8d42f0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ササミ - 好きです!!! (2021年7月11日 20時) (レス) id: e6ad737842 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:@炭酸 | 作成日時:2021年6月15日 14時