歓喜 ページ8
さとみside
それから少しの間話して、すぐに俺は帰った。
理由は恥ずかしかったから。
いつもならぐいぐい攻めていくのに、なぜか今回ばかりはできない。
なんか、調子狂う……。
そして次の日、俺は仕事に全く集中できずにいた。
やはり昨日のことを引きずっているんだろう。
もっと話しとけば良かったとか思っても意味ないよな……。
なんとか片付けているが、ノルマ今日中に終わるかな?
昼休み中にコーヒーを飲みながら考えていると電話がきた。
画面を見てみると相手はるぅと。
何の用だ?
「もしもし?」
「もしもし、前の約束覚えてます?」
約束?あ、そういえば……
「ああ。寿司だろ?今日行くのか?」
そう、診察してもらったお礼にお寿司を奢るって言ったんだった。
「はい。あと、ジェルくんも一緒に行きたいらしくって……。」
ジェル……多分俺に奢ってもらおうって算段か?
「ジェルの自腹ならいいけど。」
「分かりました。そう言っときますね。」
「んで、どこの店?」
「××ってところです。」
「分かった。じゃ、仕事終わったらすぐ行くわ。」
「はい、待ってます。」
約束もしたし、無理やりにでも終わらそ……。
そして、ギリギリ定時までに終わらせ職場を後にした。
やるときはやる男だからな、俺。
寿司屋に着いた。いかにも高そうな店だ。
金あんま使ってないからいいけど……。
店内に入り、辺りを見渡す。
すると、奥の方の席にカラフルな髪の4人……4人!?
俺、るぅととジェルまでしか聞いてねぇんだけど?
なんでなーくんところんもいるんだよ……。
ま、いいか。
「あ、さとみくん!こっちです!」
なんか、最近聞いたセリフをるぅとがいいながら手を振る。
「お疲れ〜!」
「さとみくん!お疲れ〜」
「お疲れ、さとちゃん!」
「遅いですよ!さとみくん!」
「じぇるぅとはともかく……なんでころなながいるの?」
それからのみんなの説明をまとめると、
俺の昨日の話を聞きたかったけど、るぅとと約束しちゃったから
らしい。
なるほど。俺は今日も質問攻めされるのか。
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なつ(プロフ) - 初めまして最高です!続き気長に待ってます! (8月15日 22時) (レス) @page28 id: bef257e107 (このIDを非表示/違反報告)
れみりぃ - 憂@uiさん» ありがとうございます!体調はここ三年間崩してないので大丈夫ですよ(^_^) (2021年7月26日 20時) (レス) id: eff5fefbdb (このIDを非表示/違反報告)
憂@ui - 続編おめでとうございます!体調を崩さないように更新頑張って下さい(´ω`*) (2021年7月26日 16時) (レス) id: f2e011f80b (このIDを非表示/違反報告)
れみりぃ - るみも@ましゅまろ太陽☆さん» ありがとうございます!応援の声があるおかげで書いていけます…! (2021年7月22日 12時) (レス) id: eff5fefbdb (このIDを非表示/違反報告)
るみも@ましゅまろ太陽☆(プロフ) - 続編おめです!これからも応援してます! (2021年7月22日 12時) (レス) id: 537429c240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れみりぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/remily/
作成日時:2021年7月21日 15時