月恋 第13話 「ツッコミ要素とボケ要因」 ページ14
「なるほど、これがディアブロ様で有りますか」
「なんで様をつけた。つか、口調どうした」
霜月さんが生き生きとした表情を浮かべ、レタスの段ボール箱に入れられたディアブロこと、ディアブロ様を連れてきてくれた。
何だか、霜月さんが召喚した謎の生物だと聞き、容易に呼び捨て出来なくなってしまったのだ。
「お手ッ………は段ボールのままじゃ出来ないから、おかわり!」
「いや、どっちも出来ねェよ!!」
葉月さんの素晴らしく冴え渡るツッコミを方耳に入れながら、ツキノ寮のアニマル達と戯れていた。
今日は皆さん、仕事が休みだったらしく、私の紹介が終わると各自好きな事をやりだした。
「Aちゃんは何か動物を飼ってたりするの?」
ソファの上で優雅に珈琲を飲みながら本を読んでいた弥生さんが、本を閉じて此方に歩み寄る。そして私の背中にのし掛かる様にして眠っていた黒田さんを撫でようと手を伸ばすも、気配を感じ取り飛び起きた黒田さんに逃げられる。
「はい、カメレオンと針ネズミを実家で飼ってます。こんな事なら連れて来れば良かったです」
私のこの一言で、グラビの共有ルームの空気が一気に凍りついた。
「針ネズミとカメレオン飼ってる人、早々居ないぞ?つか、そんなんだったらマゼランの事何も言えないからな?!」
何事だと思いつつも、特に気にせずディアブロ様と戯れていたら、私の隣に座っていた葉月さんがこれまた安定のツッコミ。
「名前は何て言うの?」
御乱心な葉月さんを置いて、水無月さんがコテンッと可愛らしく首を傾げる。その愛くるしさに胸を打たれ、貴方は本当に私より年上ですか?と聞きたくなってしまったではないか。
「カメレオンのポチ丸1321号と、針ネズミのポチ太郎1178号です。略して、我が愛しのポチ丸とポチ太郎!!ポチ丸は私のペットで、ポチ太郎が父のペットです」
「…………なあ郁、俺は何処から突っ込んだらいい?」
「もう諦めて放置するしか無いんじゃないかな?」
――――――因みにどちらも女の子である。
「これ以上ツッコミ要素を増やすな!!」
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櫻餅(プロフ) - snowさん» コメント有り難う御座います。少しでも共感して頂けて、大変嬉しく思います。これからツキウタ。メンバーと関わり、夢主がどんどん成長出来るお話にしていきたいと思っておりますので最後までこのお話にお付き合い願えたら嬉しいです。応援有り難う御座います！ (2017年12月21日 19時) (
レス) id: 5dfdc31c69 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - こんにちわ♪最新話読みました。ちょっと、自分のことみたいにホロリとしました。ヒロインちゃんが無事に乗り越えてくれると信じてます。目標が早く見つかること、祈ってます。頑張って下さい！ (2017年12月20日 14時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 櫻餅さん» 待ってます。急激に寒くなりましたので、風邪など引かないように気を付けてください。 (2017年10月7日 1時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
櫻餅(プロフ) - snowさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！不定期更新ですが、頑張ります。 (2017年10月7日 0時) (レス) id: aab212b765 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 初めまして♪楽しく拝見させて頂きました。愛ちゃんへの愛が溢れていて、素敵でした。更新、楽しみにしてます。これからも頑張って下さい!! (2017年10月6日 9時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻餅 | 作成日時：2017年9月19日 0時
