【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

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・zm「......なんかあったん？俺でよければ相談のるで？」
シャオロンやコネシマ達が彼は今までたくさんの女性と遊んでたといった内容の話をしているのをたまたま聞いてしまいます。真に受けてしまった貴女はもやもやとやり切れない気持ちになります。今はたくさんの愛情をくれる彼を疑っている訳ではないけれど過去の女性にはどんな顔を見せていたのだろうかと色々考えては悲しくなってきます。考え事をしていたせいか近づいてきた彼に気づかず顔を覗き込まれて漸く気づき驚きます。迷いつつぽつぽつと聞いた話を伝えれば彼は目を瞬き「アイツら....後で覚えとけよ。」と殺意高い声音で呟きます。それから貴女を抱きあげればそのまま抱き締め「ごめん、嫌いにならんといて。」と先程とは対照的に弱々しい声で囁かれます。貴女が焦ったように浮気を疑ってる訳ではなく嫉妬しているだけなんです、と言うと彼は目を丸くし安心したように抱き締める腕を強め「可愛い。」と呟きます。そして後日原因となった彼らには食害の刑が待っているでしょう。

・sh「なんで怒っとんのや......。」
街へと出掛けているとたまたま彼の姿を見つけます。声を掛けようとするも彼の好みそうな可愛い子と話している事に気づけば躊躇い、そのまま城へと戻ります。暫く悩んでいるもだんだんとイライラとしてくればもう戻ってきているであろう彼の元へと行きます。明らかに怒っている貴女に彼は心当たりがなく戸惑っている様子ですが貴女がさっき女の子と話してたでしょ、浮気なの、と問えばみるみる青ざめていきます。「ちゃうわ！道を聞かれただけやって！」と勢いよく返せば不安そうに見つめてきます。貴女が勢いよく抱きつき私の事好き？、と聞いてみれば「当たり前や。俺にはAだけやから見捨てんといて。」と彼は擦り寄ります。彼の返答に満足した貴女は彼の首元へと噛みつき赤い印を付けます。それからもう一度彼の顔を見ると同じくらい赤い顔になっているでしょう。







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