友情レクイエム!!🃏 ページ45
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アコニーの言葉に言葉が詰まるリドル。アコニーはそのまま彼に言葉を続ける。
ア「アイツは裁判に行く時にもう覚悟を決めてたんだろ。それに言っただろ?俺はアイツの最後の願いを叶えたいんだ。」
ト「……もうこの状況は見えていたって事か?」
ア「大まかに言えばそうだな。……何があってもお前らは返すって言ってた。”連れてきた対価”はそれで充分か?」
そうアコニーが笑って言う。だがエースが黙って無かった。パクシアに担がれながら叫ぶ。
エ「んな甘ったるい対価で足りるかバッカやろ〜!!!!」
デ「え、エース!?」
エ「……届いたかどうか分かんねぇけど言っとかないとあの人一生そういう事引きづりそうだなって思っただけ。」
パ「……弟子にしたくせに説教だけだったの一生許さねえ!!」
ア「パクシアが乗るのかぁよ!?」
パ「あ”?悪いかよ!!」
弟子として言いたい事は言っておくべきだろ!?とパクシアは笑って言う。そのノりに乗って全員が叫んだ。
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『何やっテんダアイツ等……』
Aは女王の使い、ジャバウォックをとっくに倒していた。そして彼等の叫ぶ言葉が聞こえたのだ。彼はウサギの獣人であるからして聞こえたのだが。
『!アーアー……女王様が直々に始末シに来るッテ事ハオレもそろソろ終ワりっテ事カ?』
女王と呼ばれるには致しがたい怪物をAは肩をすくめながら見る。赤と白の服が引きちぎられ、まるで女王とは言えない格好だ。
「ウ”ウ”ウ”ウ”ウ”……」
『……マァオレモやりタい事アルかラ……最後位ソレやらセテクレヨ?』
Aは召喚術で楽器を出す。そして崩れ切ったコロシアムの端にて準備する。……曲はもう決まっている。
『”リメンバー・ミー”。ドウカ、オレガ死ンデモ、オレヲ思イ出サヌヨウニ……』
そう言ったAはヴァイオリンに手をかけた。
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リ「?この曲は……!?」
フュ「……”リメンバー・ミー”。彼が一番得意としたヴァイオリンの演奏……」
レ「意訳は”私を思い出して”だが……」
フュ「今回は少し違うっぽいけどね。何かを思い出して今を忘れろ、とでも言ってるかのよう……」
フュエルは笑う。彼は彼自身の呪いを祝福に変えたのだから。
もうこの世界にいるのはフュエルとレオナ、そしてリドルのみだ。
フュ「だから言ったでしょう?貴方は貴方の自信の力に出来ると。」
リ「Aさん……ボクは貴方を忘れない。」
そう彼等は鏡に入った__
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作者名:聖夜の夜。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian
作成日時:2022年12月28日 16時