【twst】 TIME OVER -第三節-【リドル・ローズハート】【男夢主】 (ページ40)

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過去ミュージック！！🃏 ページ40

A(16)side.

はぁ……つまんねぇ……茶会なんて無くなればいいのにナ……
呑気に茶しばいてられるほどオレ暇人じゃねぇヨ……

ケ「あ！A君！薔薇の色塗りありがとう！」
『今日予定あるからちょっと休むって言ってもらってもいいカ？』
ケ「どうしたの～？呼びだし？寮長に怒られちゃうよ～www」
『違う違うwwwちょっと手伝いしに行く～。』

ハーツラビュル寮は月5日の日に何でもない日のパーティーを開く。そして誕生日パーティーは寮生の時に毎回。ただそれだけなんだけど……

『ほとんど誕生日が重なってないから面倒くせぇ……』
？「あら？サボりかしら？」
『ゲ、フュエル寮長……』
フュ「別にいいのよ、無理をしてでなくても。」
『え？そうなノ？』
フュ「だって全員参加してるなんて無理なのよ。サボりたいならサボればいいわ。でも次の準備もお願いすることになるけど。」
『それはサボっても働くのが増えるだけって言ってるもんダロ……』
フュ「ふふ。そうね。」

まぁ頑張りなさい、と笑って寮の中に入って行く。あんな事を言いながらも寮生には慕われている。本当にいい人だよ、あの人は。

～

-翌日-

ケ「え、A君ベース出来るんだ！」
『まぁ一応ナ。ドラムとかも全部出来ル。』
リリ「凄いのぉ……ちと弾いてみてくれんか？」

放課後の音楽室に呼ばれてオレは2人が持ってきた菓子に手を付けていた。オレはリリアに言われたとおりに楽器に触れるけれどオレは持つことはできなかった。なぜなら……

『……無理ダ。やっぱ持てなイ。』
ケ「ええ？！どうして？」
『オレん家って音楽が禁止されてるんダ。だから弾けなイ。』
リリ「破る事は出来ないのか？」
『分からなイ。やってみた事が無いかラ……』
ケ「まぁ家の事情じゃ仕方ないよね～。音楽の授業って免除されてるの？」
『一応実技が出来ないから聞いてレポート提出って事になってル。』
ケ「そっかぁ……」
リリ「演奏できないのは残念じゃが仕方あるまい！それが禁止されなくなるまで待つしかないの！」
『そうだナ。』

そう言って彼等と笑う。ケイトとリリアは軽音楽部でオレもそこに誘われたが、家の事情……家のしきたりのせいでオレは音楽に関わる事が出来なくなっていた。

ケ「明日の授業って1年合同だっけ。」
『音楽の授業ナ。占星術の先生の娘が風邪を引いたからってヤツだロ？』
リリ「そうじゃったの！」

そう言って明日に向けて話を続けるのだった。