説得ブランク!!🃏 ページ24
その頃
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フュエルside.
レグ「おう、全員集まったか。」
ベン「全員集まったかって……オレとリユはいらなくね?」
リユ「そうですよ。何故私が……」
レグ「?何言ってんだ?お前らが居なきゃ始まらないが?」
そう言ってレグさんはよいしょ、と鏡の間の扉を開く。そこに見えるのは私が入学した時や実家に帰るときに使用していた闇の鏡が目の前に現れる。
レグ「さてと……リユ、お前何か言う事あるだろ。」
リユ「……は?」
フュ「え??」
突如レグさんが闇の鏡の前で止まりこちらに振り向く。何かと思えばリユさんに不穏な事を問いかけたのだ。
カ「ん?なんかやっちまったのか?」
リユ「いいえ。今週は夕飯のみしか会っていませんし、怒られるような事は一切……」
レグ「はぁ……何でお前ら毎度毎度やらかしたと思うんだか……」
はぁ、と溜息をついてるレグさんとは裏腹にリユさんは何かを察したのかレグさんを睨みつけていく。
リユ「……レグ、何を企んでるの。」
レグ「さぁ?それは"お前のユニーク魔法"で覗いてみればいい。」
リユ「!!」
ベン「あ〜。オレが呼ばれた理由今ので分かったわ。……リユが言い逃れできないように、やろ。」
え、どういう事……?3人で話が進められ、私達には理解が出来なくなっていた時、レグさんが話し出す。
レグ「なぁフュエル。お前が俺等の歴史書見た時のユニーク魔法記載欄、なんて書いてあった?」
フュ「え……レグさんが"記憶"、ベンさんが"悟り"そしてリユさんは"空白"……」
ベン「そう。空白ってのは大体の人等はユニーク魔法が無い〜やらユニーク魔法不明〜やら考察するねん。でもそれってそう書きゃよくね?」
レ「……なるほどな。ユニーク魔法が無いにしろ、有るにしろ……他の言葉を使用するのが適切だって事か。」
リユ「そんなのはただの言葉遊びじゃ……」
カ「いや?そんな事はないと思うぞ?」
そう言ってカリムさんがリユの言葉を遮る。私は予想外の助太刀に動揺する。
リユ「それは……何故でしょうか?」
カ「だって普通記者?とかなら出来るだけ明確に書こうと思うじゃないか。でもそれを見せないって事はなんか言えない事情があるのか?」
リユ「……」
カ「空白ってユニーク魔法ってどんなヤツなんだ?教えてくれ!」
……いや、ただ純粋なる攻撃か←カリムさんの言葉にリユさんがたじろぐ。そして観念したのか溜息を吐いた。
リユ「……分かりました。私のユニーク魔法、お教えします。」
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作者名:聖夜の夜。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian
作成日時:2022年12月28日 16時