最年長デクレアレーション!!🃏 ページ22
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あの後少し長い廊下を歩いている間でワーハイトさんと仲良くなったのかケイトと赤の女王が話を聞いていル。
ト「なぁさっきウォーパルの剣は最年長が継ぐって言ってたが……例外とかあるのか?」
『……あるヨ。実際ウォーパルの剣の所持権を持つのは5年に1回の支配者会議で行われるトーナメント式の争奪戦の優勝者ダ。』
デ「え、じゃああの人優勝したって事か!?」
エ「ってことはここの支配者の1番に君臨するって訳?」
ト「凄いな……さっきリドルが見てた地図を見る限り相当な数だろ?それを全員……」
『まぁそうだナ。それにあの人は元オレの師匠でもあるからネ。』
支配者の中で唯一オレら案内人と同じような立場なのもワーハイトさんの特徴として挙げられる。他の奴等はパクシアみたいに頑固で自分の正義を歪めようとしない。
ワ「さて。ここだ。」
リ「厳重に作られているんですね……」
ト「そうじゃないと他の人に渡ってしまうからだろうな。」
ワーハイトさんが所持権者のみが知る鍵を穴に入れ、重そうな扉が開いていく。
そして開けた先には暗い倉庫のようなところでなく、明るく植物の生えた図書館……
エ「すっげ!ウチの植物園みてぇ!」
『すげぇよな、ココ……』
ワ「ほら、これだよ。」
そう言ってワーハイトさんはオレに渡す。……ずっと思ってるけど何でオレに何で渡すの?いや、オレが信頼できるってならいいんだけどヨ!!
ワ「あぁそうだ。これを裁判で使った後政府に渡すよう伝えて貰えないか?」
『……は?』
ワ「私ももう歳だ。彼を守り切れる自信はない。」
『何言って……アンタまだ若いだろ!?』
ワ「私もそろそろ母の元に行かねばならない。だから……」
『ふっざけんなよ!!』
オレはワーハイトさんの襟元を掴ム。いつもより感情的になっているのがものすごく分かる。それでもオレは掴む手を離せなかっタ。
『アンタはいつも自分勝手だ!自分じゃ無理だって諦めんのが早いんだヨ!』
ワ「A……」
『まだ……アンタはオレの英雄でいてくれよ……』
胸の中がごっちゃになってどうすればいいのか分からなくなってしまう。その時、スペードのトランプ兵がこちらに近づいてくル。
デ「僕はワーハイトさんのお母さんの事知らないっすけど多分ワーハイトさん僕から見ても若いから。だから生きてなきゃダメだと思います。」
ワ「……」
デ「僕結構母に迷惑かけてたんです。でも僕を見捨てないでくれた。」
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作者名:聖夜の夜。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian
作成日時:2022年12月28日 16時