詮索ルーモア！！🃏 ページ19
Ace side.
とりあえずどこ回るか〜って話になって先輩達とさっきAさんが言ってた像の周りの店を見てる。てかあんま遠く行くと迷いそうなんだよなぁ、この街。
「おう、そこの旅人さん。ウチの店見てかないかい？」
ケ「ここのお店洋服とかアクセサリー売ってる！見に行こ！！」
ト「おいケイト……はぁ。俺もケイトについていくな。」
リ「あぁ。迷子にならないようにね。」
そうそう！Aさんがここの国のお金を分けてくれて何か買ってくといいっていうからオレ等も買い物出来んだよね〜。オレもなんか買おっと。
エ「りょーちょー！オレこの店寄ってるっすよ〜。」
リ「あぁ。ボクは隣の店に居るから何かあったら言うんだよ。」
エ「はいはい。」
寮長に許可だけ貰って店の中に入ってみる。ここの店、雑貨店か。……監督生とかに買ってってやるか。そう思って店の中を歩き始めた時だった。
＿＿……なんか聞こえる？物音とか？
エ「(いや違うわコレ。誰かの噂話だ。聞かれてるとか思ってないタイプじゃ……うっわぁ……嫌な事聞きそうだしさっさと通り抜けて……)」
㏔「ねぇ聞いた？Aがここに来てるって。」
㏔「はぁ？あのAが？」
㏔「ええ。あの店に入ってくのを見たのよ。」
㏔「あらやだ。アイツが来ると不幸が移るわ。」
そう言って笑う女の人達……待て、今Aって言った？って事はAさんの事？
オレは店の商品を見ているフリをしてその人達の話を聞く。
㏔「案内人とか言っといてどうせ殺す気なのよ。ここが異常だって言って。」
㏔「ここに来たのはその人自身だっていうのに無理やり返すなんてただの人殺しさ！」
㏔「前の世界が苦しくてここに来たってヤツもいるのにねぇ……」
……違う。Aさんはオレ等が帰りたいって言ったか、ら……
もしオレ等の前にソレをやってたら？もしオレ等も裏切られて帰れなかったら？
いつもじゃ働きもしない頭が今だけは正常に作用して警告を鳴らしている。
㏔「また来てるって事は犠牲者を出されるのかしら？」
㏔「やだ、野蛮な事。」
㏔「案内人も何をやらかすのか。」
㏔「ウチの店をやられたらとんでもないよ。」
オレは目星の付けていたものを3つ手に取って会計をすます。そしてその女の人達の方に歩み寄る。……ここは真実の街って言ってた。だから本当の真実なのか噂話なのか確かめる為に。
エ「ねぇお姉さん。その話、オレにも聞かせて？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：聖夜の夜。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian
作成日時：2022年12月28日 16時
