【twst】ツイステッドワンダーランドのマジカメ事情Ⅱ【オリキャラ】【番外編】 (ページ25)

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『まぁ仮面に似たような物だ。顔を隠して見せないようにする。狐だったり他の動物だったりな。……せっかくだし買っていけばいい。』
エペ「でも結構高くなかったでしたっけ……さっきそういう屋台見たんですけど……」
『金の心配はすんな。俺が買ってやる。』
エ「マジすか！あざーす！」

本当元の世界では遠慮するヤツが多いからこうやって切り替えの早い奴等は結構好きだったりするな。俺も黒い狐のお面を買って付けてみた。

ラ「あ！オレらの知らないうちに！」
『お前は腹に膨れるモン以外いらないもんだと思って誘わなかったんだが……』
S「あ！あそこに饅頭あるで！ほら行こうや！！」
ラ「饅頭……？」
『まぁ簡単に言えば生地の中にあんこっていう小豆を煮たものを甘くした餡が詰まってる物を言うな。俺も結構甘いものは好きだし寄ってみるか。』

セスターの言った饅頭屋に寄っていくと結構な種類があった。普通ののほかに、栗、葛、織部饅頭、温泉饅頭……と結構あったのでとりあえず人数分オススメの物を買って皆のもとに戻る。

『ほら、好きなの食べろ。』
ラ「んぐッ！……ウマイッスねこれ！」
S「そういうたら饅頭で昔話ってなかったかいな？」
ア「昔話……ですか？」
ジャミ「昔話って言うと……なんかの逸話とかなのか？」
S「んや？普通にトンチ話やらもあるで？」

セスターがトンチ、という言葉を言うと皆にはてなが浮かんだのを察したのか、昔から伝わるおもろい話っちゅーのとか役立つなぞなぞみたいなもんやで！と言い直す。

『あぁ。いきなり昔話って言ったから何かと思ったが……"饅頭怖い"の話のことか。』
S「そうそうそれや！」
ラ「饅頭怖いってなんスか？おいしいじゃなくて？」
『そうだ。……その男は饅頭が怖いのだと人にいい、ある人がその男に饅頭を大量に送ったんだ。』
エ「うわぁ。そいつ最低っすね……」
『ふっ、そうか？俺には饅頭送った人とエースは物凄く似ていると思うぞ？』
エ「は！？オレが性格悪いって事？！？」
『いやいや、そういうのじゃないさ。……その饅頭を送った奴みたいに"騙されやすいよな"って話だ。』

そう俺が言って、例を挙げようとそいつらを見るがそいつらは俺の目から逸らしていく。バカだなァ。別に声に出して言ってるんじゃないんだからさ。

エ「酷！悪口じゃん！」
『褒めてんだよ。……多分』←
エ「適当じゃないですか……後輩にやさしくない……」←
S「あっはっは！」←