【twst】美貌の圧政者と花魁系少女【オリキャラ】 (ページ48)

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肆拾肆滴ページ48

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私は叫んで走っていく。

私が来たのは"コロシアム"。ここでオーバーブロットが起きたから。グリムは"あの"石を食べるだろうから。その時、見覚えのある影が見える。……異質な音も。

ｿﾞﾘｿﾞﾘ､ｿﾞﾘｿﾞﾘ

？？？「あった………………あったゾォ…………ケヒッ、ケヒヒッ…………。」

いつも隣にいた相棒のはずなのに……今は"いつもの面影はない"。何回もステージの床を削っていく。

？？？「ステージを直した時…………埋まっちまってたんだな…………」

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ、ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ……

また食べているんだ。あの"黒い石"を……

私はもう少しグリムに近づく。誰かを呼ばないとダメなような気がするのは分かっていても気になってしまう。それに目を離したら逃げてしまうかもしれない。

監「グリム……？」
？？？「…………………ヴー…………うめぇ……。ヴー……ヴゥ……」

私はそろそろ自分の身の危険を察して私はA達に連絡をかけようとポケットを探るがスマホが無い。私、動揺して持ってこなかったんだ……！！

私は後退するときに音を立ててしまう。

グ「誰ダァッ！？グルルル……！！」
監「ひっ……ぐり、む……！！」

その音でグリムに気づかれてしまう。ヤバい。完全に積んだ……！！とりあえず出来るだけグリムから距離を取る。

グ「これはァ……オレの石ダァッ！！！」

でもそんな距離を縮めるなんて容易だったようで簡単に近づかれてしまう。身構えてるが、もう間に合わない。……でも衝撃は来ない。

『……馬鹿野郎。スマホはちゃんと持ってなよ、ユウ。』
監「A、せんぱ……」
S「あれま。A迎えに来たら……なんか大変なことになってるなぁ……」
H「お待たせしちゃったわね、ユウちゃん。」

私の前に先輩方が立っている。でも一体どうして……？ここまで来るのに結構の時間を使うけど……そう思った時、私の肩に手が乗った。

C「ユウちゃんは知らないかもだけど～、私達元々ツイステのに出る予定だったからちょっとだけ早めに見てるんだよねぇ～。」
AS「それに私監修、安全リバイバルカメラが見逃すとでもお思いでして？」

そう言って笑う2人。アスル先輩は前の世界の方でもあまり出ない方なのに……ああ、私、先輩に迷惑かけ過ぎたな……そう思いながら私は意識を飛ばした。

──俺もヴィルみたいに自分らしく、美しくいれたらなぁ。