【twst】美貌の圧政者と花魁系少女【オリキャラ】 (ページ44)

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肆拾滴ページ44

ハイラside.

私はステージ袖に戻ってきた皆に寄る。

H「……ネージュ君。ヴィルさん。ちょっとだけ私の話を聞いてくれる？」
ヴ「ハイラ……？」
H「2人は凄いですよ。私なんか怖くてやめて逃げてしまった。2人はそこで輝いてる癖に私は……」
ネ「ハイラちゃん……？どうかしたの？」
H「でも……それでも私は我儘だから欲しい物は自分で得たいの。私も私なりに貴方達と同じ所まで行くわ。」

そう言って私は笑う。怖くて逃げだしてしまった舞台もステージも、今では私の最高に輝けるステージだ。

ヴ「そう、アンタも答えが出たのね。」
H「皆より遅くなってしまいましたけどね。」

でもこれだけは諦めない。私の大好きな事だから。そして……私達を繋げてくれたものだから。

『んじゃ、僕達も"魅せ"に行きましょうかね。』
S「よっし！久しぶりだけど楽しんでいこな！」
AM「そう言って間違えたりしないでよ～？」

私はもう苦しくなんてないわ。ずっと藻掻いていた時とはもう違うんだ。皆がそう言いあって私を守ってくれていたから。

ヴ「ちょっと、そっちは……」
H「ヴィル先輩。私、"いってきます"。」

これは私なりの"輝き方"。そしてこれは絶対に"書き換えたくない"記憶。私は美しき女王(ヴィル先輩)と大切な人達(皆)を守る騎士(ナイト)になる。

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No side.

ヴィル達は観客席にまで行くとレオナ達を見つける。

ヴ「あら、レオナ。仕事はどうしたの？」
レ「次の奴等がスタッフ入れてやるようだから俺等はお役御免だとよ。」
エ「ってかA先輩達何しに行ったんだろうな……」

謎に包まれるなか、アナウンスが鳴り響く。

───次はお待ちかね……花束(ブーケ)！

そのアナウンスに観客が騒ぎ出す。まるで待ち望んでいたかのように。

エペ「す、すごい歓声だ……」
リ「隣失礼するよ。」
デ「寮長！トレイ先輩達まで……」
ケ「エーデュースちゃんお疲れ～、ヴィル君もお疲れ様～。」
ヴ「ええ。……ところで監督生。なんでそんなに期待してるのよ。」
監「え、……そんな感じしてます？」
ジャ「どうかしたのか？」
監「あ、ええっと……」

ユウが話始める前に曲が始まる。

[全員準備はいいか？さァ、"ヒアソビ"で遊ぼうか！！]

そして出てきた"何度も見てきた"

エ「え、マジかよ……！！」
ヴ「アンタ……！！」
レ「はっ、本当お前等……！」

そこには"煙草"の灰カスが"華"に輝き舞うシーン───