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拾滴 ページ13

ユウside.



エーデュースも数日すると人に見せられるような踊りまで持ってこられたようだった。エースもデュースもよく頑張ったよ。

そして私達はVDCの応募をする為に3-Aのルーク先輩に会いに来たんだけど……


エ「び、びっくりした!!」
デ「急に後ろから出てきた!?」
監「!……いや、気配を消して後ろから声かけただけだと思う……」
ル「その通りだよ、トリックスター!驚かせてすまないね。パードン。」


後ろを見ると画面越しでは何度も見たことのある姿が現れた。ルーク・ハント先輩。"美を求め美を助くことを人生のテーマとする≪愛の狩人(ル・シャソゥ・ドゥアムール)≫"


エ「ドゥ?アム……?なんて??」
『"ル・シャソゥ・ドゥアムール"。愛の狩人って意味。』
デ「A先輩!アメス先輩にハイラ先輩まで!!」
AM「お、4人ともやっほ〜!」
H「皆もVDCに出るのかしら?それなら敵同士ね。」


そう言って微笑むハイラ先輩。敵同士……ってどういう事だろう?


『VDCっていう1つの舞台に立つために他の人を蹴り落としていく。これがオーディションに隠れた闇ってやつだ。頑張れよ、1年共。』←
エ「不安になるようなこと言わないでもらえます??!」


そうAが笑っている。それも悪い笑顔で。……推しが悪役(ヴィラン)顔してる……!!(歓喜)←


ル「ごきげんよう、獅子の君(ロア・ドゥ・レオン)。おや、昼休みだというのにムシュー・タンポポはどうしたんだい?」
レ「四六時中一緒にいるわけねぇだろうが。さっさとその草食動物どもをつれてどっかへ失せろ。」
デ「ムシュー・タンポポって……?」
AM「ラギー君の事かな?」


アメス先輩がそう言うとルーク先輩が名前の由来を教えてくれている。タンポポ食べるって言って尊敬してタンポポ……?


エ「ラギー先輩、タンポポ食ってたの!?てかそれ敬意じゃ無くね!?」
レ「アイツ、本当に腐ってなきゃなんでもいいのか。」
『後は自分の命が無事ならば……かな。』
レ「まさか俺にも食わせて(((『それはないから安心して食べてマジで。』……?」


Aが全力で否定するってことは大丈夫だろう。でもなんでそこまで否定したのかはよくわかんない。まぁ同じクラスだから興味本位で聞いてみたりしたんだろう。


監「てか、オーディションの話は?」
エ「ハッ!!」
デ「そうだった!!」


そうしてルーク先輩にオーディションの詳細を教えて貰って次の授業に急いだ。

拾壱滴→←玖滴


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作者名:聖夜の夜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian  
作成日時:2022年5月15日 10時

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