【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ34)

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出来ないのに……でも何でA先輩は出来るって言い張れるの？人は確実なんて言えるようなものは持ち合わせてないはずなのに……

『よぉ～くその頭使って考えろ。お前は目の前でオーバーブロットしているヤツを見て止まってたか？……違うだろ。"仲間を助ける為に"、そして"自分を守る為に"動いただろ。お前は無意識でやる事が多いから分かってないかもしれないが。』
「！確かに私、あの時は皆元に戻すことに必死だったけど……考え方を変えてみると自己防衛っても見えるのか……」

でも今回の件とはあんまり関係ないような……？そう思っているとA先輩は溜息を付いた。

『別にそこまで重く感じなくていいって事だ。今俺が聞いてるのは"俺等といる"か"あいつ等と居るか"。もしくは”この国にいる”か”あっちの世界に行くか”のみ。』

命なんて考えるな、重っ苦しい。と嫌そうな顔をする。……そっか。私考えすぎてたのか。先輩達が簡単に死ぬわけないか。

てか先輩達なら死んだふりして生きてるくらいタフそうだしね。←

「はぁ……先輩のが移ったんですかね～。」
『ﾊｯ！じゃあ俺にはユウのど根性が移ってるって(((「それはないです。」……』
「先輩は優しくなったんでそれでいいです。」

どうせ私が帰った後他の女の子を侍らせてるんだ。だからそれぐらい誇らせて。先輩を明るくしたのは紛れもなく私だって言い張らせて。

「先輩、ありがとう。」
『べ……こちらこそ。』

A先輩は私に"オハイアリイ"を私に渡した。いつもなら別に。とか答えるのにこちらこそ。って何よ。ちょっと期待しちゃうじゃん。

「先輩楽しみ過ぎて寝ないとか論外ですからね～～！！」
『バ、余計なお世話だが！？お前も遅刻すんなよ！！』

私達はこれ位の関係がちょうどいい。私はオハイアリイを持って歩きだす。前に先輩方が花を貰っていた時は直でもらってたのに私は花束みたいにまとめられていたから少し優越感。

「よし！頑張るか！」

私は皆の所へ行って自慢しようと思って昨日はゆっくり歩いていた廊下も少し小走りで歩いていった。

そして、花束からはあるはずのない"千日紅"の香りがした。

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オハイアリイ{自分らしく生きる、輝く個性}

千日紅{変わらぬ愛}