【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ29)

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悪夢ダンスホール！！📚 ページ29

Aside.

皆の笑顔を見てこちらもやって良かったな、とも感じる。俺は少しその部屋から退出して、閉ざしていた窓を開ける。

『ふはっ……綺麗な街の欠片すらないのか……』

そこには真っ赤に染まる(・・・・・)街に建物であっただろう瓦礫の数々。
……だから逃げろって言っただろうが。逃げてくれって……

そしてもう1度目を開けるといつも通り人が動き歩く街だった。

『……夢……いや、魔法、か。』

自分の記憶と現実が混濁していたのか……俺は安心しきってしまったのか腰が抜けてしまう。手を見ると緊張している時よりてっが震えているような気がした。

でも、ダメだ。俺が責任とらなくちゃならない。俺は”王”なのだから。

『責任はすべての王へ。歴史上そうなっているのだから運命は逃れられない。なのに……』

こんなにも死ぬのが怖い。

後ろからベンの呼ばれたのでそろそろ戻ろう。と思って窓を閉じて元来た場所に歩いた。

──窓の先にはまた崩れた街が”現れた”

～～～

I「さーってと。そろそろ俺等もなんか出し物してかなあかんな！」←
『なんなんだ、お前のパーティ開いたらなんかやらなきゃいけない精神。』←
I「ええぇ、何でそんな事言うんやぁ～。俺達友達だろぉ～……」←
『俺等は友達なんかじゃないだろ。』←←
I「え……」
『……俺等は相棒同士だろうが。』←
I「しゅき……」←
『ここん国は同性愛は認められてないぞ。』←そこ？
I「……俺女になろうかな。」←
U「ときめいたからって理由で女になるの相当な馬鹿よね。」←←

これだけ漫才かましてるんだからもう俺等もネタないだろ……と思ったらリユがキーボードを取り出している。おいおいおい、準備万端なのかよ……←

I「ここまで来たんなら言い逃れも出来へんで！」
カ「お！Aたちもなんかやるのか？」
ジャミ「俺も気になりますね、何やるのか。」
オ「僕も僕もー！！」

ジャミルに関しては完全に悪ノリだろ……口角の上がり方、変だぞ……←

I「んじゃ歌いますか！！」
『俺等の持ちネタねーよ。』
I「あるあるある！！ホラアレよアレ！」
『お前みたいに心見透かせねーから無理だわ。』←
I「そこは分かんなくても乗れヤァ……」←

まぁ歌える曲だからいいけどさ。

『さぁ、世界が終わるまで踊ろうじゃないの。』
I「極端過ぎねぇ？まぁそう言うのも悪くない！」

”ワールドエンドダンスホール”で踊ろうじゃないか。