【twst】深海の商人と狂美人系少女【オリキャラ】 (ページ38)

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参拾参匹ページ38

ユウside.

起きるとまたあの白い部屋の中にまたいた。隣には……

H「久しぶりね、ユウちゃん。」
監「ハイラ先輩……」
H「行きましょうか。早くしないとAが怒っちゃうわ。」

ハイラ先輩は私の手を取って歩き始めた。

H「ここね……大丈夫？見る準備は出来てるかしら？」
監「勿論ですよ！」
H「良かったわ。……さぁ、行きましょうか。」

その時また周りをフィルムで覆われ、映像を映していく。

〈僕の居場所はいつもタコ壺の中だけだった。〉
H「始まったわね……」

〈──僕はいつも1人ぼっち。クズでノロマなタコ野郎。〉
監「あ……」
H「ここね、事の発端は。」

〈いつか絶対、能天気な人魚共を見返してやるからな！〉
監&H「「……」」

〈今度は僕があいつ等を跪かせてやるんだ。〉

H「アズールさん。」
ア「……」

声を掛けてもなにも答えないアズール先輩。アズール先輩にはタコのような足に縛られている状態だった。ハイラ先輩はふぅと息を吐いてアズール先輩を見据えた。

H「聞かなくても構わねえわ。でも主さんは”もう能天気なあいつ等を見返してる”でありんしょう？」
ア「……え？」
H「主さんはもう1人では無いじゃありんせんか。主さんには凄いユニーク魔法を持っているじゃありんせんか。もう十分と思いんせんか？」

凄い……花魁言葉ってやつかな……？ハイラ先輩は、でももし、十分だと思わないのなら……
そう言い続けながらハイラ先輩はアズール先輩が身動きが取れるようにする。

H「見返したりねえのにそこで篭って終わりでありんすか？見返したいのではありんせんの？」
ア「ふふ……貴方もこちら側だったようですね。」
H「あら。あちらのほうでありんすと思われていたのなら心外だわ。ここに選ばれている時点でもうこちら側よ。」

そう言って2人は笑う。一件落着かな……？
でも2人の笑みが怖いのわ私だけ？←

H「そうだ。もう1つお話しんぜましょう。女が男と偽り、戦いに赴く姿を貴方はどう思います？自分らしさが分からずに自分を隠してしまう彼女をどうします？」
ア「それは……」
H「ふふ……答え合わせはまたあちらでいたしましょうか。もう時間切れのようです。早めに戻らないとここに閉じ込めらてしまいます。」

そうハイラ先輩が言うとアズール先輩が立った瞬間、当たりが真っ白に染まっていく。