【twst】 TIME OVER -第一節-【逆トリップ】【男夢主】 (ページ37)

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運搬コンフィデンス！！📚 ページ37

ユウside.

I「ふー……さてと。ここがこの国で働いていた軍人の墓だ。奥にあるのが王族の親族。」

つまりこちら側の世界のAの親族ってことかな。とベン先輩は言う。

ジャ「少し気になったのですが……さっきベンさんがAさんを止めてたのは……」
I「あー……アイツ思い込み過ぎて毎回墓参りし終わったら絶っちゃうから。」
デ「ぜ……絶る？」
I「気絶しちゃうってこと。」

そういうと全員は動揺した。ま、せやろな。ビビるもん、俺も。とあの頃を思い出したのかベン先輩は悲しそうな顔をしている。

I「毎度毎度運ぶ俺の身にもなって欲しいけど……アイツの事だから俺が居なくなってもやりそうだしなぁ……ま、付き合ってやるかって事よ。」
リ「なるほど……A先輩は自分の指示で亡くなったと思っているから全員分回ろうとして体力が持たずに気絶してしまうって事かい？」
I「そゆこと！……よし、そろそろ教えないとAに怒られちゃう。」

そう言ってベン先輩は、やり方教えるからついて来な。と言って前に立って歩きだした。
私達はそれを追いかけるようについていった。

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ベンside.

本当にアイツは変わったと思う。

アイツは人の〇なんて気にしないタイプだった。自分が生きてればいいやって思ってた。
でもアイツはユウにあってから人の命を重く考える様になった。動揺するくらいに。

実はだがアイツは"両親"をあちら側の世界では失っている。そして相変わらずの無関心だった。でもユウに会ってからあいつは1周忌ごとに墓参りに行くようになった。多いと1年に遠いのに3回も行っていた。

本当に俺の相棒はユウにおかげで"感情"を取り戻した。
人形のようなアイツを人間にした。俺にはできなかった。

I「お前なら任せられるよ、ユウ。」

それでも、だからAがこの先何をしても許してやってくれ、なんてカッコは付けられないが。