【twst】 TIME OVER -第一節-【逆トリップ】【男夢主】 (ページ14)

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交渉デメリット！！📚 ページ14

Aside.

転移魔法の1番の問題、それは展開するまでの時間、時空間を駆け抜ける時間を略す事が不可能な事。

『略そうとすると必ず失敗するし、転移魔法は連続して行うことが出来ない。もし、失敗した場合、次出来るのが50年後になる。』

絶対に失敗する事は出来ない。
失敗する事は許されない。

『今回はこれを使う。これの方が成功する確率が高い。』
ジェ「つまり今回はその魔法陣を用いて戻るって事ですか？」
『そういう事だ。』

俺は立ち上がって

『まぁ、当分の間はお前達の安全確保は保証するよ。大切な後輩からのお願いだ。守らないわけにはいけない。』
「先輩、馬鹿にしてます？」
『してねぇよ。(笑)』

失礼極まりないな……だが本当に大丈夫なのだろうか……リユは余りコイツ等が好きでないらしいからな……

『ユウ、もう1つ頼んでいいか』
「？なんですか？」
『コイツ等に城の案内をしてやれ。俺の事が信じれない奴だっているだろう。自分の手で探したいって思う奴もいる。』

1日程度で信じれるとは思えない。この中には王族や商人の息子、従者等が居るらしいからな。信用されないのは普通だ。

『兵の練習時間外なら鍛錬室や射撃室は入っていいからな。特に剣術や銃術をやっている奴は練習を鈍ると動くのが鈍くなるからな。俺はそういう奴を見るのは嫌いだ。……分かるな？』
「はーい、了解しましたー。」
I「あはは、教育者目線になってるしwww」

何が悪いんだよ、コイツ等はまだ高校生だろうが。
俺らはもうここに来て20年以上は経ってんだ。

「じゃあ、A先輩！交渉しましょう！」
『へぇ？俺に？』
「あっちでもやったんですよ！！」
『……お前、それただ単に実行不可能な契約付けられた奴じゃねぇよな』←

なんで分かるんですか！と言われたため、
その話はベンから聞き飽きる位聞いたわ。と答えた。

そう言うと一人の肩がピクリと揺れた。
悪いな、俺の後輩が←

「私の望みは“先輩同士で模擬戦して欲しい”です！」
『俺とベンか？』
I「お、久しぶりにやるか？」
『仕事が終わってれば別にいいけど……なんの為に？』

ユウに尋ねるとユウはニコニコと……いや、ニマニマと顔に出しながら「久しぶりに最強同士の模擬戦見たいんです！」と答えた。

『じゃあ、今日か明日やろう。』
I「俺的には明日がいいなぁー。」
『了解。』

そして俺はカレンダーに“ベンと模擬戦”と書き込むのだった。