【twst】 TIME OVER -第一節-【逆トリップ】【男夢主】 (ページ11)

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遅刻ノーテスト！！📚 ページ11

2日目

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目が覚める。
＿＿最悪な目覚めだ。

久しぶりにあの夢を見た。余り思い出したくないが……
そう思いながら昨日最後に見つけた文献を手に取る。

『さて……仕事だ。』

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ユウside.

気が重い。

まだ誰にも会ってないのもあるがやはり昨日の気まずさは気に負えない。
溜息をつこうとするがやめた。そして意を決して食堂を開けた。

グ「コブン！やっと来たんだゾ！！」
「え、グリム？」

一番に駆け寄ってきたのはグリムだった。
そして頭に何かが乗る。

『おはよう、お寝坊さん。時間見たか？』
「え？朝じゃないんですか！？」
『残念ながら。』

そうA先輩は時計を指指す。時計を見るともう10時に……って

「え！？」
『珍しいな、お前が寝坊なんて。』
「A先輩、起こしてくれなかったんですか！！？」

嘘でしょ、いつもは4時半に起きて体を訛らせないように走り込みしてたのに……！！

『まぁ、俺も寝坊したからお相子だ。』
「え！A先輩も！？」
『ああ、お前が起きたからやっと話が進められる。』

そういって私の手を握り食堂を出る。

何故か鼓動が早くなる。……いや、この感情を私は知っている。

例えば転生してから、いつも何かが足りなくて早く起きてしまう癖が出来て走り込みをするようになっていた。環境の変化だと思っていた……けど違うんだ……

「(先輩……私は貴方に……)」

元の世界でも起きる時間は変わらない。転生してからは少し早まったが早く起きるのは苦じゃなかった。でも私が家から出るのは遅刻をしないギリギリの時間。その時間に行くのは……

＿＿A先輩、私、貴方に興味持ちました！！

「(もうあの時から私はA先輩の事が……)」

何故私は忘れていたのだろうか。何故帰らないと、と思い続けていたのか。ツイステッドワンダーランドだっていい所が沢山ある。でも先輩がいないから……

「(そっか、私が帰るのに戸惑っていたのは)」

＿＿もう二度とA先輩に会えないかもって心配になっていたんだ、私。