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「緊張したぁ。」
マルちゃんは足を伸ばしてそう言うとヤスはネクタイを少し緩めてから「ほんまに。」なんて口にする。
「『気軽に』なんて東山先生に言われたけどさ、動画見たらものすごい所作あるやん、これは僕には無理だって思うた。」
笑って言う言葉になんかわかるって心の中で思いながらいると、早々に着替えて来た信ちゃんは思い出したように言う。
「明歴々露堂々……いい言葉やったな。」
「信ちゃんも？『大切なものは確かに目の前にある。それに自分は気付けているだろうか？』胸に来ました。」
「マルが言うと嘘っぽい。」
「えぇ、酷すぎない？僕のこの清い心になんてことを言うですか！」
顔を真っ赤にして反論するけどあながち間違いでないって思う。
スーツから飲み会スタイルのジャージになっている信ちゃんが戻ってくると給湯室から頂き物の菓子を持って来て応接机に置く。俺もヤスもジャケット脱いでネクタイも緩めてほぼリラックス状態。
「あの空間でお茶を飲むのは僕には無理です。」
給湯室から出てきたマルちゃんは紙コップを運びながらそんな言葉を言う。
「今回は特例だって言うてたからアホみたいに話せたんやで？」
「そうですけどね。でも、あの場所で食べた和菓子はゆうちんのお店のですよ。」
「なんでわかるん？」
「いやん、何でもわかります。」
3人の会話を聞きながらスマホを弄っていると目の間に紙コップを置いてから言う。
「大倉はなんで話に参加しなかったん？」
そんな疑問を投げられスマホをポケットに入れてから俺は言う。
「話の内容が分からへん。」
「え？」
ヤスの驚いた声に信ちゃんは置かれた紙コップを手に取りずずず……と、音を立ててから飲んでから言う。
「ヤスもマルも忘れてへんか？大倉はここ最近の付き合いだから昔話は分からんのやで？」
数秒の間
「そうだった！」
完全に抜けていたって声で言うのはマルちゃんでヤスも苦笑いしながら言うたん。
「もう、昔なじみ感覚やった。」
「それくらい長い付き合いみたいな感じやねんな。」
なんて笑って言うけど、４人の高校時代とか聞かされても全く分からないから頷くしか出来へんけど、一応参加はしていたつもり。紙コップを手に取り珈琲を飲んでからテーブルに置かれた菓子をつまんでいるとドアの開く音が聞こえた。
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瀬奈(プロフ) - 猫さま コメントありがとうございます。ｇ_t_165です。頻繁には更新してはいませんがこちらになります。申請してくださいね。 (2022年6月27日 17時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - はじめまして いつも作品をありがとうございます 失礼ですがTwitterのユーザーを教えてもらえないでしょうか？ 急にすみません😢⤵️⤵️ (2022年6月26日 19時) (レス) id: 537de6aadb (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。ワクワク・・・そ、そんな恐れ多い。これからも楽しんでいただけるようにがんばります。 (2022年6月12日 11時) (レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - 更新ありがとうございます。もうもう更新の音がするたびワクワクが止まりません。 (2022年5月20日 19時) (レス) @page16 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年4月26日 15時
