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こないだメンバーがいない時間に来て呼吸がしんどくなった。
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何を言われるかわからん……
怖い
殴るんちゃうか?
蹴るんちゃうか?
何かを言われたのを覚えているけど思い出したら自分が保てなくなりそうな言葉やった。
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謝るしかできなかった。
『許してください。』
『ほんますいません。』
何度も何度も言うけどあの人は許してくれへん。
部屋を出る前にあの人はオレに言った。
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「迷惑かけてかわいそうだな〜メンバー。お前が迷惑かけているっていい加減気づけよ。」
すんません……
すんません
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「ヨコ、お前は誰のものかよーく覚えておけ。」
すんません……
「誰に飼われているか。」
そうや……オレ……あの人に飼われているんやった。
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『大倉はお前の事なんか興味ないって。憐れんでもらっているだけだって。』
あの人そう言うてた。
かわいそうなんや
あほや
オレ……
鏡に映った自分の顔を見て思った。
なんでオレ生きているんやろ?
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『横山くんを守りますって。』
大倉、優しいもんな。
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なんでオレに優しくするんやろ?
優しくされた事なんてもぉ何年もないからオレ……わからん……
「……っつ。」
あかん……また……頭が痛くなってきた。
今日はスタジオ行くんやから何もなかったようにせなあかん。
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あかん
これ以上迷惑かけたらあかん。
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作者名:瀬奈 | 作成日時:2020年3月21日 20時