貴 方 は 私 の 宝 物 ( 所 有 物 ) 【刀剣乱舞】【一期一振】

溺愛度1% ページ2

昔から、主殿には変な物が見えました。


部屋の端にくる黒いものだったり、庭にいる男の人だったりと。


ときには主殿の母親に何がか憑いているのが見えたりと望んだわけではないのに異常に変な物が見えてしまっていたのです。

シングルマザーであった主殿の母親に主殿は「私のせいで苦労したのだろう」と言っておられました。


まぁ、その結果主殿は捨てられてしまったのです。


でも5歳まで育ててくれた主殿の母親には一応感謝しております。


そして、通りかかった政府のお偉いが主殿を拾ってくださったのです。



そしてその方は政府の本部に行き、政府の仕事内容や刀剣について主殿に色々教えてくださいました。


その話を理解したところで、「とりあえずどうなるか分からないけどまぁ、初期刀選ばせよう」という感じになり、刀をとりあえず選んでみたところ何故か主殿は一期一振を初期刀に選んでしまったのです。


5振りいる初期刀の中に一期一振はいない。

何故一期一振が出たのかと言うことでかなり討論を大人達がしていたのを覚えているといいます。


その間、主殿は一期一振をずっと抱き締めておりました。


そのときに人型の一期一振と主殿は、契約を結んでしまったらしいのです。


主殿がそんなことをしている内に、討論での結論が主殿が自分で戦える年になったら役人になるということだったのです。


そして政府のお偉い、水無月殿に引き取られ暮らし始めたのです。

だか、出現した一期一振は主殿に異常に執着しておられました。


主殿を愛らしいと言い、稽古も

「Aに怪我をさせたくありませんのでまた今度でよろしいですか？」


とよく言っていましたな。


そして、主殿が権限する刀達は何故か平安のレア太刀か、粟田口だけなのです。


主殿いわく、「すごい怖かった。呪いかと思ってた」と。


初めて、平安以外の刀の加州殿が来たとき主殿は泣いておられましたな。


そんな変人の主がブラック本丸を制圧していく物語です。


・・・ん？私ですか？

私は、永遠に主殿に使えると決めた粟田口の長男です。


おや、主殿が私を呼んでいらっしゃいますので失礼いたします。


くれぐれも主殿に手を出さないようお願い申し上げます。


もし、手を出された場合・・・


お覚悟させていただきますゆえ


・・・どうかご容赦を。

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