レジレコ短編物語 Part4

Story of　優×宗弥　3 ページ44

宗「あの、俺ずっと前から好きだったんですよ。でも最初は単純にメンバーとして

同じ事務所の仲間として好きだった。それ以上は踏み込んではいけない関係だと

思ったから。・・・でもやっぱり自分の気持ちに嘘はつけなかった。

恋愛感情。なんでしょうね、本当のところ。そういうことです、はい。」

相変わらず直視できずに視線はそらしたまま、自分の思いを伝えた。

優さんは今どう思っているんだろう、どんな顔してるんだろう。

知りたいけど、顔を合わせるのが怖い。やっぱり俺、憶病なんだ。

優「それがお前の本心なわけ？」

少し心に刺さる口調だった、怒らせたのかな・・・

宗「そうです、優さんの気持ちも聞きたいです。」

そして優さんの方に体を向けたとき、突然優さんが抱きついてきた。

宗「うわっ！？」

優「・・・俺にいわせる気？言わなくても知ってるだろ、お前のことだし。」

ふと横を見ると、耳どころではなく首も頬も真っ赤だった。

お酒のせい・・・ではないですよね、絶対。

照れ隠しなのか絶対に俺に顔を向けなかった、でも行動は言葉の何倍も

素直だった。

宗「優さん、こっち向いてください。」

絶対に目を合わせようとしなかったその人が一瞬だけ顔をあげた。

目を合わせると恥ずかしいのかすぐに顔をそらす。

宗「意外と可愛い所あるんですね、そういうところも好きですよ。」

優「うっせーよ。」

宗「いつまでも照れていないでその可愛い顔、早く見せてくださいよ。

あ、でもこれから俺がずっと一緒にいればいいのか。」

優「馬鹿言ってんじゃねぇ！」

宗「いった・・・」

調子に乗り過ぎてデコピンされてしまった。

でもいつもよりなぜか優しく感じた。

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