レジレコ短編物語 Part4

Story of　優×宗弥　2 ページ43

宗「あ、可愛い・・・」

男性に対してこの感情を持つことができるのも彼しかないだろう。

普段男らしくてかっこいい印象の優さんだけど、裏の顔って実は

すごく子どもっぽい。

それだけじゃなくて、なんか俺を不思議な気持ちにさせる何かがある。

宗「優さん・・・この感情はどこに持っていけばいいんでしょう。

俺わかりませんよ、でも一個だけ言わせてください。・・・好きです。」

顔にかかっている髪を分けて、おでこにほんの一瞬キスをした。

優「んん・・・俺も好き。」

宗「えっ、起きてたんスか！？」

目を開き、体制を起こし、俺の顔をじっと見つめる優さん。

優「ばーかっずっと聞こえてるっつーの。」

あぁマジか・・・おれもういろいろ終わってる・・・

優「で、その『好き』って言うのはどういう『好き』なわけ？」

今俺の目に入ってくるその表情。

いつものBugLug・優の顔、言い換えれば何かを楽しんでいる感満載の悪い笑顔。

宗「そ、そんな・・・俺の口から言えるわけっ」

突然唇に温かいものが触れた、それが優さんのそれであることを理解するのに

数秒とかからなかった。長いような短いような、不思議な長さのキス。

優「こーゆーのじゃねーの？」

いつも優さんは一枚上手だ。やられっぱなしが悔しいのでやり返すことにした。

Story of　優×宗弥　3→←Story of　優×宗弥

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す