Story of 一聖 【♪four seasons】 ページ5
「さむっ・・・」
街はすっかり冬景色。すれ違う人と同じようにマフラーで顔を隠して足早に
スクランブル交差点に歩いていった。
きらきらしたイルミネーション、幸せそうに寄り添うカップル。
全てにおいて俺の神経を逆なでするみたいだな、この街のものは。
そんな事を考えて何気なく視線を上げた、向こう側にいたのは――――
「A・・・?」
去年まで付き合っていた人とすごく良く似ていた、いや絶対にその人だ。
信号が青に変わり、人の波が一気に流れ出す。押されるようにして歩き始めた。
だんだんと距離が近づいていく白いコート。
数十メートル、数メートル、数十センチ、数センチ、そして・・・
すれ違った瞬間にふわっと鼻をくすぐるあの頃とは違う香水の香り。
何も考えられなくなり、ぼうっと歩いていたらいつの間にか人の波は消えていた。
たどりついた寂しい公園のベンチに腰を下ろしてあいつの事を考えた。
去年の今頃はAと二人で、少し寒い部屋で身を寄せ合っていた。
あの時にお前は言ってたよな、どの季節が好きって聞いたら
『寒いけど、こうしてれば暖かい・・・冬が好き。』
俺に抱きついて無邪気に笑ってたよな、俺もあの時は冬が大好きだった。
ずっとこうしていられると思ってたから。
もう一度、あの瞬間が訪れないかな。だってそうじゃなければ
俺の体温はずっと零度のままだから・・・
Story of DOG 【♪シンデレラファンタジー(以下略)】→←Story of a dream 2
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼風颯 - 真白星凪さん» 俺もだぜw 星凪さんどのカップルすきって前聞いたっけ? (2015年1月25日 17時) (レス) id: 17d110382d (このIDを非表示/違反報告)
真白星凪 - 蒼風颯さん» 確かにそうなりそうかもwやんなーw妄想が止まらないぜw (2015年1月21日 16時) (レス) id: 1773a23623 (このIDを非表示/違反報告)
蒼風颯 - 真白星凪さん» うんw 総会長と絡み多そうやなーって勝手にずっと思ってるだけでこうなったw みんなもの想像やしな。でもイメージ簡単にできるw (2015年1月20日 23時) (レス) id: 17d110382d (このIDを非表示/違反報告)
真白星凪 - 蒼風颯さん» そなのかwせなさんてか愛琉のノリがだんだんウザくなってきたwwでもあおほんまよく見てるよなー、見てないけどw (2015年1月20日 21時) (レス) id: 1773a23623 (このIDを非表示/違反報告)
蒼風颯 - 真白星凪さん» あ、マジでw どうするべきか迷ってしまったw (2015年1月19日 18時) (レス) id: 17d110382d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ