レジレコ短編物語

Story of 優　2 ページ16

「優・・・」

急に優が抱きついてきた、何この人ツンデレ？

優「俺さ・・・別にAの事嫌いでも何でもない。

でも、仕事しながら構うってそんな事出来ないからどうしてもほったらかしに

なっちゃうんだよな。なんていうか俺・・・不器用なのかな。」

知ってる。私は優の事なら何でも知ってるから。

「それでも私の事はずっと思ってくれてるわけだ？」

優「あぁ、一瞬でもAの事なんか忘れた事はない。」

それだけ会話を交わすと、私から離れた。

「優さ・・・だんだん人気出てきたじゃん、BugLugが。

だから家にいる時間少ないなーって。それでファンの子に妬いちゃたのかな。」

そう、インストやライブにはどーしても行く気にはなれません。

優「なるほどな、お前独占欲強いタイプか。」

「うん、でも優もでしょ？」

優「そういう事だな。」

もうちょっとで終わるから、と部屋に戻ろうとしてドアノブに手をかけた。

でも、すぐに振り向いて私の方に近づいてきて

優「我慢できるか？もうちょっとだから。」

そういうとちょっと背伸びして、おでこにキス。

そして、部屋に入ってまたギターを鳴らし始めた。

「優・・・意外と可愛いところあるな。」

ずーっとにやけたまま、ドアに寄りかかって曲を聴いていた。

次のシングルはどんな曲になるのかな・・・

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