キセキ65 ページ27
鳴り響いた笛に足を止め
白凪は1度日向に振り返る
A「結局、今のバスケ界なんてこんなもんですよ」
日向「はぁ...？」
A「ほんと、つまんないスポーツに成り下がったよね」
そう吐き捨てベンチへ戻る白凪の背中を
日向は訝しげに見つめる
第3Qを完全に沈黙で抑えた霧崎第一に流れが乗っていた
誠凛は攻撃を完封され、今や12点差もついている
いや、そもそもに12点などあってない様なものだ
霧崎第一も、白凪も油断するつもりはまだない
花宮「A、脚の調子はどうだ」
A「んー、まだ、持ちそうですけど...黒子が何してくるかわからないんで、多少の無茶は覚悟ですかね」
原「まだなにか出来ると思ってんの？おめでた過ぎない？」
脚を揉みほぐしながら答えた白凪に、原がガムを膨らませる
確かにこの状況で何か打開策があるとは思えない
しかし
黒子テツヤも帝光中の百戦錬磨だ
A「仕掛けてきますよ、絶対。花宮先輩、スティールは続行して下さい。
ただし、破られてから2分はそのまま続行。多分黒子はスティールされるタイミングを見ていたから、破られる可能性がある」
花宮「仮に破られて2分続行した、その後は」
A「合図は任せます。5分くらいなら、俺もいけるんで」
スティールを破ったくらいで勝てるなど
そんなに甘いはずがないだろう
《第4Qを始めます》
運命の最終Qが幕を開けた
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琉月(プロフ) - 冬獅子さん» お返事遅くなりました！まさか、可愛くて癒されるという反応がいただけるとは思っていなかったので、意外でした...！ (2017年3月3日 16時) (
レス) id: b79a328951 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子(プロフ) - 続編おめでとうございます!白凪の性格とても可愛くて癒されました〜。誠凛との戦いでどうなっていくのか楽しみです！ (2017年3月1日 0時) (レス) id: fdc0b78813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉月 | 作成日時：2017年2月28日 17時
