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キセキ63 ページ25

今吉「中学一緒やけど、勉強せんでも模試は常に上位やった。

白凪君はどうやったん?」


桃井「シロ君は...特別頭がいいという印象はありませんでした。
勉強は怠らずにテストは成績もまばらだったイメージがあります。数学は得意でしたけど...」


今吉「噂やけどな、彼。
霧崎第一に首席入学したって聞いたで」


都内有数の進学校をトップ入学
桃井を驚かせるには十分だったが、彼女はふとあることを思い出した


桃井「そういえばシロ君、よく情報収集や整理を手伝ってくれてました」


今吉「花宮は相手の攻撃パターンを全部読み取ってボールを奪う。
1人では無理でも

誰かがいれば変わってくる。


つまり、初めから全部伏線やったちゅーことや。

ラフプレーで潰れればそれで良し。
そうでなくとも
頭に血が上れば攻撃は単調になる。


そういうことやろ」


誠凛はハイレベルのパスワークを主体とするチームバスケットスタイル
ハイレベルというのは効率がいいとも言え

常に全体のフロアバランスを見て行動しなければならない
そんな中のPGは鷲の目を持つ伊月

まさに彼に打って付けだ


しかし
冷静で正確が故に、読みやすい


伊月「っ...!!
(くそっ、まただ...!)」


もちろん
花宮だけが予測できていても意味がない
どうしても穴ができてしまうが

今現在
日向を白凪
そしてサポートに瀬戸がいる

必然的にパスコースは誘導、もしくは絞ることができるというわけだ

自然と上がった口角を隠す気なく白凪は日向へ視線を向けると


A「木吉さん、満身創痍ですね?
無理は禁物だって

それでも俺達に負けたくないから気持ちだけで頑張ってるみたいですけど


でも、無駄な足掻きですよね?」


日向「このまま逃げ切ればっ...」


A「俺達の勝ち?
本当にそう思ってます?」


日向を下から覗き込み
笑う白凪の赤い瞳は

思わず息を呑むほどに美しく
そしてそれが逆に


恐ろしかった

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琉月(プロフ) - 冬獅子さん» お返事遅くなりました!まさか、可愛くて癒されるという反応がいただけるとは思っていなかったので、意外でした...! (2017年3月3日 16時) (レス) id: b79a328951 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子(プロフ) - 続編おめでとうございます!白凪の性格とても可愛くて癒されました〜。誠凛との戦いでどうなっていくのか楽しみです! (2017年3月1日 0時) (レス) id: fdc0b78813 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉月 | 作成日時:2017年2月28日 17時

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