検索窓
今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:112,833 hit

キセキ40 ページ2

明日
全てが決まる


万が一にも
誠凛の敗北はないだろう


相手は6位の丞成高校
確か今年は1年大型ルーキー
センターの鳴海大介の入部でインサイドにさらに力をつけた

元々インサイド型の丞成だ

誠凛が弱いインサイドという点では相性は最悪だ


A「(まあ、それも...夏までは、な)」


むしろ
今は
無冠の五将の1人 木吉鉄平
の復帰によりインサイドは脅威だ


花宮「A。
明日、任せたぞ」


A「はいはーい、任せてくださいよ。
しっかり






誠凛のデータ、集めてくるからさぁ」



そして
翌日

11月7日土曜日

予選開始



A「(...なるほどな)」


第1Q開始直後
優勢なのは丞成だったが

木吉が機能したことによって状況は一変

ドリブルやシュートはもちろん
パスもできるし
センターとしての実力と申し分ない


しかも
その手の大きさからボールを放すタイミングは不規則


夏とは別格の強さだ
とても3位と6位の試合には見えない

肘掛けに肘をついて
頬杖をして見ていた白凪の目が細められる




試合を見ていた時とはその視線は違う


試合終了直前
火神が見せたレーンアップ


それは
圧倒的天才達しか入れない部屋の扉が
こじ開けられた音だ


A「予想内では、あるが...
まあ、いいや。


楽しみにしてるよ」


白凪は立ち上がり
時間を確かめてから電話をかけながら足を出口へ向ける


誠凛vs丞成
108:61

誠凛高校リーグ戦出場決定


A「...あ、もしもし?
んー、まあ報告は後でですね。

で、そっちはどうでした?」


花宮《ふはっ、誰に聞いてんだ。
余裕に決まってんだろ。


180対45だ》


A「135点差か...まあ、上々でしょう。
今日の戦績ではトップ通過ですね」


不敵な笑みを浮かべ
白凪は黒子を見下ろした

一瞬
2人の瞳が交差する


すぐに視線を外し
白凪は会場を出た

キセキ41→←キセキ39



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
139人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

琉月(プロフ) - 冬獅子さん» お返事遅くなりました!まさか、可愛くて癒されるという反応がいただけるとは思っていなかったので、意外でした...! (2017年3月3日 16時) (レス) id: b79a328951 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子(プロフ) - 続編おめでとうございます!白凪の性格とても可愛くて癒されました〜。誠凛との戦いでどうなっていくのか楽しみです! (2017年3月1日 0時) (レス) id: fdc0b78813 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琉月 | 作成日時:2017年2月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。