酔い潰れていた男性はまさかの歌い手さんでした【すとpr】【赤色担当】

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美琴side

『大丈夫?』

私とぶつかっちゃった茶髪の女の子

「大丈夫」

絶対に怪我してるよね?

『ちょっと待ってねー』

何かあるか分からない
救急箱や持ち運び用のネス達を入れている

「……手馴れてるのね」

『これでも外科医だからね』

「外科医……その手で人を何百人も救ってるの?」

『そうだよ』

この子、お医者さんに興味あるのかな?

「そう…ありがとう」

『いーえ』

にしても不思議な雰囲気を持つ女の子だなぁ
茶髪だし日本人離れしてる…ハーフなのかな?

「あの…」

『うん?どうしたの?』

「その、痛バ…貴女、すとぷりの莉犬くん推しなの?」

え、この子にも知ってもらってるんだ!!

『そうだよ。私はすとぷりすなーじゃなくて、歌い手全体のりすなーなんだ。』

「まふくんとかそらるくんとか好き?」

『うん、愛してるよ?』

この子、目をキラキラさせて可愛い。

「あの、友達にならない?」

『え、良いんすか!?』

「私からお願いしてるのよ?良いに決まってるじゃない」

なんかこの子といると同僚と喋ってる風にしか…

『じゃあ友達になろう』

子供だけど、この子頭良さそうだし。
難しい話でも通じそう

「これ、私の電話番号とLINEの。」

丁寧な字

『灰原哀ちゃんって言うんだね』

珍しい名前だな…しかも哀はあまり名前に使わない

灰原「えぇ、これからよろしくね。」

『うん、よろしくね。』

灰原「貴女の名前は?」

『美琴』

灰原「美琴さんね」

「おーい!!灰原ぁぁ!!」

メガネのかけた男の子がやってきた
灰原、と叫んでいたから灰原ちゃんの友達なのだろう。

灰原「うるさいわよ」

「すまん…今日は楽器見に行くんだろ?」

楽器?

灰原「えぇ」

「だから俺のオススメの店に連れてってやろうと思ってさ」

灰原「ならこの人も連れてっても良いかしら?」

『え』

灰原「このあと時間ある?」

『あるけど…』

「え、誰?」

灰原「歌い手仲間よ。仲良くなったの」

この子から友達認定された
めちゃくちゃ嬉しいです

「……あー…そうなんだ。まぁ良いけど、来る?」

『じゃあ着いてこうかな』

ーーー

なんと、この子がオススメなお店は…

「いらっしゃいませー…って、は?」

そう…るぅとさん家でした…

灰原「え」

灰原ちゃんは目をパチクリさせていた

『あ、あー…この子にあった楽器ない?』

灰原「ちょ、美琴さん!?」

え、この子軽っ!!

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