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『お待たせー』
私は善逸の前に。カナヲは炭治郎の前に座った。
「え、Aちゃんカツ丼食べるの?重くない??」
なんでか善逸が女子みたいなことを言っている。
『今日任務なんだよ〜。どうせ動いて体力使うから平気だって。いただきまーす!』
私はそんなことを言いながら食べ始める。私だっていつもこんなに食べてるわけじゃないし。
「そういえばさっきまで善逸と伊之助と話してたんだが、カナヲとAも聞いたか?新種の鬼の話」
炭治郎が話し始める。どこに行ってもその話だなぁなんて思いながら答える。
『うん、聞いたよ。てゆうか私これでも柱ですからね!』
「私も、しのぶ姉さんから聞いた。日に当たっても焼けない鬼でしょ?」
ああ、と炭治郎は答えたっきり黙り込む。
みんなの顔も少し落ち込み気味。
「ああ?んなにヤバいんか?その鬼」
いや、前言撤回。伊之助は違った。勉学ができるようになってもその思考は今も変わらないらしい。
「強いんだったら俺が倒す!!」
『まぁ確かに倒せない訳では無さそうだしね』
伊之助の言葉に頷く。宇髄さんは倒したって言ってたし、ね。私は宇髄さんより弱いから分からないけど。
「でもA、今日の任務ってその鬼なんでしょ?大丈夫?」
今度はカナヲの言葉に頷く。
『んー…まぁ大丈夫だと思うよ。なんてったって不死川さんも一緒だし!師範は強い!……多分!』
「いや、今の間何?!Aちゃん無事に戻ってくるよね??」
『………多分!!』
「だからその間は何?!もう怖いんだけどォォォーーー!!!』
私は善逸とのやりとりが懐かしくて、思わず笑う。
今世の鬼殺は前世に比べて平和。大怪我はあっても死者は滅多に出ない。
でも、新種の鬼が現れたらそうは行かないかもしれない。
でも何故か大丈夫な気がする。……まぁ多分なんだけど。
よし、と私は気合を入れる。
『ごちそうさまでした!それじゃあカナヲ、先生に伝えといて!よろしく!』
「うん、分かった。がんばってね」
私は頷き、食堂を出る。さあ、任務へ出発だ。
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チョコミントアイスパフェ - そらねさん» コメントありがとうございます!明日には更新できるように頑張りますね…!! (2020年11月28日 20時) (レス) id: 317de97d96 (このIDを非表示/違反報告)
そらね - 続き気になる...!いつ呪術廻戦キャラ出てくるかな?更新お願いします!!! (2020年11月27日 19時) (レス) id: 4fd123f034 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコミントアイスパフェ | 作成日時:2020年11月21日 16時